JST中村理事長は2014年5月26日～28日に中国･北京で開催されたグローバル・リサーチカウンシル（GRC: Global Research Council）第3回年次総会に出席しました。本会合は「未来の創造（人材育成）」と「学術論文へのオープンアクセス」に関し議論することを目的として、中国科学院（CAS）、中国国家自然科学基金委員会（NSFC）およびカナダ自然科学・工学研究会議（NSERC）の共催により行われたものです。

会合には38カ国・地域、52機関のファンディング機関等の代表者が参加し、両テーマについて活発な議論が交わされました。「未来の創造（人材育成）」については未来を担う若手研究人材の育成に関し、今後ファンディング機関が取り組むべき原則と行動に関する声明が採択されました。「学術論文のオープンアクセス」については前回（2013年）の年次総会で採択された行動計画に基づく進捗レビューの報告と、更なる推進に向けた議論が行われました。

また、2015年5月に日本学術振興会（JSPS）と南アフリカ研究財団（NRF）が東京にて第4回年次総会を共催することが発表されました。開催にあたっては、JSTも協力機関として積極的に貢献していきます。

• ※ グローバル・リサーチカウンシル：
  2012年5月に米国国立科学財団（NSF）の主導により設立された、世界のファンディング機関の会議。
• http://www.globalresearchcouncil.org/