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戦略目標「プロセスインテグレーションによる次世代ナノシステムの創製」3研究領域合同公開シンポジウムを開催
2013年10月17日 東京・品川 コクヨホール

戦略的創造研究推進事業のナノテクノロジー・材料分野では、2008年度(平成20年度)に文部科学省から示された戦略目標「プロセスインテグレーションによる次世代ナノシステムの創製」の下で発足した次の3領域において研究を進めています。

CREST 「プロセスインテグレーションによる機能発現ナノシステムの創製」 曽根 純一 研究総括
CREST 「プロセスインテグレーションに向けた高機能ナノ構造体の創出」 入江 正浩 研究総括
さきがけ 「ナノシステムと機能創発」  長田 義仁 研究総括

3つの研究領域では、フォトリソグラフィ微細加工技術に代表されるトップダウンプロセスや、自己組織化に代表される高度なボトムアッププロセスの高度化とともに、これらのプロセスの持ち味を融合させること等に取り組んでいます。そして、バイオテクノロジーとエレクトロニクスが融合したハイブリッドシステム、自己組織化で形成される化学反応場を利用した触媒システム、生体分子の示す自己複製、自己修復のような自律的に機能する分子システムなど、次世代ナノシステムの開拓、その鍵となる新しい基礎・基盤技術の創製を目指しています。

これらの研究領域ではこれまで、領域関係者のみによる相互交流の場を設けてきましたが、 5年目の節目を迎えた今年は、企業や大学等の研究者・技術者の相互刺激の場、新たなコラボレーション創出の場となることを期待して、3領域合同公開シンポジウムを開催しました。

台風一過の秋晴れの中、231名の方に参加いただき、ナノテクノロジーを切り口とした、応用物理・化学・バイオテクノロジーといった多彩な分野からの口頭発表、ポスター発表が行われ、ナノの世界で起こっている現象の根本的な理解や今後の応用面への期待などについて、活発な議論が行われました。