JST中村理事長は、2013年5月27日（月）～29日（水）にベルリンにて開催されたグローバルリサーチカウンシル第2回年次総会（Global Research Council Annual Global Meeting 2013）に出席しました。

• グローバルリサーチカウンシルは、スブラ・スレシュ前米国国立研究財団（NSF）長官の提案で2012年5月に設立されたファンディング機関の会議であり、ネットワークの輪を広げお互いの研究の質を高めることを目的にしています。昨年ワシントンで開催された第1回年次総会では、Merit Reviewについて議論をしました。
• https://www.jst.go.jp/report/2012/120605.html

• そして、今年はドイツ研究振興協会（DFG）とブラジル国家科学技術開発審議会（CNPq）がベルリンにて第2回年次総会を共催し、Research IntegrityとOpen Access to Publicationsについて議論をしました。
• http://www.dfg.de/en/magazine/dfg_international/130528_grc_annual_meeting/

Research Integrityについては、公的支援により実施される研究の公正な推進のために、ファンディング機関の果たすべき役割について声明を採択しました。

Open Access to Publicationsは、公的支援で得られた学術論文を誰もが自由にアクセスできるようにし、知識の共有と再利用を図ろうとするものであり、今回はその推進のためのアクションプランが採択されました。

• また、2014年5月に中国科学院（CAS）とカナダ自然科学・工学研究会議（NSERC）が北京にて第3回年次総会を共催することが発表されました。
• http://www.globalresearchcouncil.org/meetings/2014-meeting

JSTは、日本学術振興会（JSPS）と共に本活動に積極的に貢献するとともに、わが国の研究開発イノベーションの質の向上に役立てていきます。