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JST中村道治理事長が2012年ノーベル物理学賞受賞のセルジュ・アロシュ博士と面会
2013年04月26日 フランス コレージュ・ド・フランス

JST中村道治理事長、沖村憲樹顧問らは、04月26日(金)にパリのコレージュ・ド・フランスを訪問し、2012年ノーベル物理学賞を受賞されたセルジュ・アロシュ博士と面会しました。

アロッシュ博士は、1999年から2004年までJSTの国際共同研究(ICORP)の「量子ゆらぎ」プロジェクト(代表研究者:山本喜久博士)に、2004年から2009年までその後の発展研究(SORST)に参画され、量子ゆらぎの物理的理解を深められました。最近は、量子力学を基に物質の特性等を解析する「量子シミュレーション」の実現に向けて研究を進めているとのことです。

量子コンピュータの実現にはまだ時間を要するようですが、これまでの計算科学やコンピュータでは成し得なかった物質の特性等を量子力学により解析することが可能になれば、基礎研究における新たな物質の設計や開発につながることが期待されます。