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報告書「学校と社会が一体となって小学校理科教育の新たな展開を」を発表

理科教育支援センター http://rikai.jst.go.jp/zoshin/about/about_center.php

JST(理事長 北澤 宏一)は、現在の小学校理科教育を巡る諸問題を分析し、その改善策を検討するため、小学校理科教育の専門家による検討を行い、このほど報告書「学校と社会が一体となって小学校理科教育の新たな展開を」を取りまとめました。

報告書「学校と社会が一体となって小学校理科教育の新たな展開を」

報告書「学校と社会が一体となって小学校理科教育の新たな展開を」は、理科教育支援センターの発足に当たって理科教育に関する今後のJSTの役割などについて検討を行った「理科教育支援検討タスクフォース」より、とりわけ急がれるのは、小学校の理科教育の改善である旨指摘されたことを受けて、理科教育支援検討タスクフォースの下に小学校分科会を設けて検討を行ってきたものです。
分科会は、山極隆・玉川大学学術研究所教授を主査に平成19年12月5日を皮切りに5回にわたり議論を重ね、理科教育の地域拠点(コアスクール)の創設や地域・社会の理科教育資源の小学校教育への活用の一層の促進などを柱とする、本報告書を取りまとめました。
JSTは、理科支援員等配置事業、サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト事業などを通じて、理科の授業支援や教員研修、児童生徒の理科に関する知的探究心の向上を目指した活動を行ってきたところですが、本報告書を踏まえ、国や地方自治体と連携・協力し、小学校理科教育の支援の充実に取り組んでいきたいと考えています。