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特許・文献統合データベースJSTPatM(ジェイエスティパットマルチ)ファイル ~お客様の声~

2007年9月3日にサービスを開始した特許・文献統合データベースJSTPatM(ジェイエスティパットマルチ)ファイルは、特許技術情報と科学技術情報を同時に検索できるデータベースで、JSTが提供する科学技術文献データベースJDreamⅡでご利用いただくものです。これまで、特許情報と論文等の文献情報は別々に検索しなければなりませんでしたが、JSTPatMではJDreamⅡのインターフェースで、簡単な操作で特許も文献もまとめて検索ができるため、入手できる技術情報の幅が広がり、研究者・技術者の注目を集めています。

*JSTPatMはJSTファイルと特許(Patent)情報との統合(Multi)検索を意味しています。

検索フィールド

シソーラスブラウザ

検索結果

JSTPatMサービス開始当日には「JDreamⅡの検索結果から特許への全文リンクのサービスを契約したいがどうしたらよいか」などのお問い合わせを複数いただきました。また、これまでJDreamⅡをあまりご利用頂いていなかった企業でも、サービス開始後にJSTPatMをご利用いただき大幅に利用が伸びるなど、反響の大きさを感じています。

サービス開始以降、多くのお問い合わせやご感想をいただきました。JSTPatMご利用のお客様の声を、一部紹介いたします。()内は、ご意見をいただいた方の所属先と分野です。

JSTPatMご利用のお客様の声
●特許出願はされていて、論文が書かれていない技術も同時に検索できて助かる。(企業・化学)
●要約、請求項1を「キーワード」でまとめて検索できるため、文献と同じ感覚で検索できる。(企業・薬品)
●JDreamⅡと同じプラットフォーム上で特許情報も検索できるため、操作性に違和感がなく使用できる。(企業・食品)
●権利情報としては使えないと思うが、技術情報として見た場合は、研究者・技術者が技術を幅広く調査するときに役に立つと思うし、実際に期待している研究者・技術者は多い。(企業・化学)
●機関名の検索には機関名ブラウザが非常に効果的であった(企業・薬品)
●文献情報はJSTPlus(科学技術全般)とJMEDPlus(国内医学薬学)のマルチファイル検索で、それで頻度分析ができるのは便利。(大学・医学)
●著者名/発明者が同一フィールドで検索でき、文献と特許を一緒に検索/分析できることはメリットが多い。(企業・食品)
●検索料金・タイトル出力料金は妥当だが、回答表示料金は少し高いように思う。(企業・薬品)
●特許技術情報は請求項1までの表示だが、全文リンクのサービスが固定料金制であれば問題はない。(企業・薬品)
※JST注:現在、特許のフルテキストリンク(オプション)でサービス連携している日立特許情報提供サービス Shareresearch(シェアリサーチ)は固定料金制です。
●シンプルモードだけではなくコマンドモードも欲しい。(企業・薬品)

ご意見を頂戴した皆様には、心より御礼申し上げます。ありがとうございました。JSTの情報提供事業は、お客様の声を反映しながら、今後よりいっそう充実したサービスを目指してまいります。皆様のご意見、ご感想、ご要望等をお聞かせください(http://pr.jst.go.jp/jdream2/enq.html)。