CALL FOR PROPOSALS

公募について

研究総括の募集・選考・研究領域運営にあたっての方針(平成25年度)(募集は終了しました)

選考では、生命システムの設計・制御を通じてアドレスしようとする科学的な疑問の面白さ生命システムの設計・制御を実現・促進するような基盤的な技術(や枠組み)の重要さ、の2点(いずれかで構いません)を重視します。これらの基準を満たすさきがけ個人研究の提案であれば、生命科学のみならず、物理学・化学・工学・情報科学・社会科学など、どのような分野からの提案も歓迎いたします。とりわけ、これまでの研究の単なる延長ではなく、世界的にみても実現されていない科学的、技術的な困難に果敢に挑戦する提案を待ち望んでいます。そのような研究の目的達成のために複数分野の専門性が必要な場合には、異分野間との密な連携をさきがけ研究にリンクさせることも歓迎いたします。その場合には、さきがけにおける研究(ご自身の専門性や役割)とともに、異分野との連携(連携先の専門性や役割)について詳述してください。
昨年度も多くの応募が寄せられ、最終採択課題として、構成的アプローチを応用した興味深い生命現象の理解を目指した課題細胞機能の操作の実現に向けた技術や方法の開発を目指した課題、また合成生物学や制御生物学の基盤となるような技術や方法の開発を目指した課題など、多様な提案を採択しました。採択できなかった提案の中にも優れたものが数多くありました。今回の応募に再チャレンジをお考えの方や新たに応募をお考えの方は、応募にあたって以下のポイントを参考にしてください。

  1. 本領域としては、生命現象の単なる「記述」や因子の単なる「同定」を超えた研究提案を求めています。今回の応募を機に、これまでに積み重ねてきたものを土台に、より構成的な視点から研究計画を考えてみてください。
  2. 革新的な技術の開発や高度な技術に立脚したテーマを提案される場合には、その技術により「何が」新しくできて、それが生命現象や細胞機能の理解に「どのように」つながるのかについて、より具体的に記述してください。
  3. 作業仮説の手がかりとなる予備的データや用いる実験手法の準備状況を提示することができると研究提案・計画に説得力が増します。
  4. 個体レベルの生命現象の合成・制御生物学研究、理論・情報から始まる生命科学研究、は今後大きな発展が見込まれる方向性ですが、もし、そのような方向性での提案が可能な方は、是非ご応募をご検討下さい。