量子切断・波長変換による太陽光発電高効率化
田部 勢津久
京都大学 大学院人間・環境学研究科 教授
通常型 5年
http://www.h.kyoto-u.ac.jp/staff/342_tanabe_s_0_j.html
研究課題概要
太陽光の短波長成分の光子を2つに切断して、太陽電池の発電効率を向上できる材料の開発を目指します。特に波長0.5μm以下の光子を全て吸収し、1μm光子に分裂させれば、電子-正孔対を最大効率で発生させることができます。量子切断は、希土類イオンの電子準位を効果的に利用して、波長変換する現象です。4f-5d許容遷移で、紫外から0.5μmまでの波長域の光を200%の量子効率で長波長変換する材料を開発します。