二酸化炭素資源化を目指した植物の物質生産力強化と生産物活用のための基盤技術の創出

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さきがけ

草野 都 (筑波大学 生命環境系 教授)

低窒素で持続可能な二酸化炭素資源化のための中心代謝バランス制御機構の解明

 植物の生育は炭素・窒素代謝の相互作用(CNバランス)によって制御されます。二酸化炭素を効率よく資源化するためにはこの仕組みを理解することが重要です。本研究では窒素欠乏条件で植物の生育が妨げられる原因が、あらゆる生物が持っている中心代謝内の代謝物群のバランスで制御されることに着目します。その仕組みを解明し、荒れた土地でも健やかに生育する品種の選抜に応用できる基盤技術を開発します。