二酸化炭素資源化を目指した植物の物質生産力強化と生産物活用のための基盤技術の創出

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浅見 忠男 (東京大学 大学院農学生命科学研究科 教授)

植物ホルモン間クロストークと化学・生物学的制御技術を利用したバイオマス高生産性植物の開発

 植物の生活環に関わる生体内反応の多くは、各植物ホルモンを介して促進的もしくは抑制的に制御されていますが、最近になり植物ホルモン間の相互作用(クロストーク)の存在が分子レベルで明らかになってきました。そのため、バイオマス生産に関わる生体内反応の多くも、各植物ホルモン間のクロストークを利用することで制御が可能です。本研究ではこのクロストークの橋渡しとなっている各植物ホルモン共通の情報伝達因子、およびその伝達機構の解明、そしてクロストークを制御できる化学薬剤の創製を目的とし、遺伝子制御技術と化学制御技術の融合による総合的な植物バイオマス生産性の向上を目指します。

http://pgr.ch.a.u-tokyo.ac.jp/

主たる共同研究者

中野 雄司 (理化学研究所 長田抗生物質研究室 専任研究員)

研究実施報告