生体の恒常性変容とがん進行の相互関係の基盤解明

平林 享(写真)

平林 享Susumu Hirabayashi

所属機関 インペリアル・カレッジ・ロンドン
所属学部・学科など MRC クリニカル・サイエンス・センター
役職 グループリーダー

研究課題概要

本研究では、モデル動物ショウジョウバエを用いて、2型糖尿病によるがん悪性化や、がん悪性化によるがん患者の生活の質の低下などの生体の恒常性維持機構の変容とがん悪性化の相互関係の基本原理を解明することを目指します。これにより、がんに対する有効な予防・治療法の開発に欠かせない創薬標的を同定するとともに、がん患者の生活の質の向上など、社会福祉への貢献を目指します。

成果

  1. Susumu Hirabayashi and Ross Cagan. Salt-inducible kinases mediate nutrient-sensing to link dietary sugar and tumorigenesis inn Drosophila. eLife. 2015, 4, e08501.