領域 研究成果報告会
本研究領域は、藻類・水圏微生物を利用したバイオエネルギー生産のための基盤技術創出を目的として、個人型研究さきがけとチーム型研究CRESTの2つの研究体制にて、平成22年度に発足しました。
藻類・水圏微生物には、高い脂質・糖類蓄積能力や多様な炭化水素の産生能力、高い増殖能力を持つものがあることに着目し、これらのポテンシャルを活かしたバイオエネルギー創成のための革新的な基盤技術の創出を目指して研究開発を推進してきました。
領域全体としては、CREST13課題・さきがけ28課題で進めてきましたが、領域発足後7年が経過し、今年度をもって全ての研究課題の研究期間が終了致します。
つきましては、研究領域として最終の公開シンポジウムを開催する運びとなりました。
今回は、CREST第3期採択課題(H24年度採択チーム)の研究成果を報告するほか、本研究領域での研究の終了後、成果をさらに展開しているCREST・さきがけの研究者からの発表も行います。
ご多用中とは存じますが、是非とも多くの皆様のご出席を賜りたく、ご案内申し上げます。
研究総括 松永 是
平成29年度 領域公開シンポジウム
開催概要
日程
平成29年 11月30日(木)
開会 10:30〜16:40(開場 10:00)
内容
CREST第3期(H24年度採択チーム) 研究成果報告
CREST、さきがけ研究のその後の展開
場所
新宿NSビル 30階 スカイカンファレンス
〒163-0813
東京都新宿区西新宿2丁目4番1号 新宿NSビル(アクセスマップ)
参加費
無料(一般公開)
H29年度領域公開シンポジウムの事前参加登録を終了しました。
当日受付にてご登録下さい。
プログラム
10:30-10:40 開会挨拶 研究総括
10:40-12:00 CREST研究成果報告T
- 1 形質転換ユーグレナによるバイオ燃料生産基盤技術の開発
- 石川 孝博 (島根大学生物資源科学部 教授)
- 2 海洋微生物発酵制御を基盤とした大型藻類の完全資源化基盤技術の開発
- 中島田 豊 (広島大学大学院先端物質科学研究科 教授)
13:20-14:40 CREST研究成果報告 U
- 3 合成代謝経路構築によるシアノバクテリアのバイオアルコール生産
- 花井 泰三 (九州大学大学院農学研究院 准教授)
- 4 高温酸性紅藻シゾンの遺伝的改変技術の構築とその産業利用に向けた研究
- 宮城島 進也 (国立遺伝学研究所細胞遺伝研究系 教授)
14:55-15:45 さきがけ終了課題のその後の展開
- 5 ラン藻の代謝工学によるバイオプラスチック原料生産の展開
- 小山内 崇 (明治大学農学部 専任講師)
- 6 低沸点弱極性溶媒による微細藻類からの油脂抽出とスキャホールド作成への応用
- 神田 英輝 (名古屋大学大学院工学研究科 助教)
15:45-16:35 CREST終了課題のその後の展開
- 7 藻類バイオと機能性バイオ:ヘマトコッカスとクロレラ研究の進捗
- 河野 重行 (東京大学 名誉教授)
- 8 大型藻類から次世代未来型エネルギーの生産に向けて
- 植田 充美 (京都大学大学院農学研究科 教授)
16:35-16:40 閉会挨拶
お問い合わせ
藻類バイオエネルギー公開シンポジウム担当
E-Mail: be-sympo[at]jst.go.jp
※ [at]を@に置き換えてください。