(資料4)

新規採択研究代表者・個人研究者および研究課題概要


○社会技術研究
研究領域 「循環型社会」

氏名 所属機関 所属学部・
学科など
役職 研究課題名 研究課題概要
池上 俊郎 特定非営利活動法人エコデザインネットワーク シンクタンク事業AXIS4研究部会 副理事長 既存都市・近郊自然の循環型再生大阪モデル 本研究は既存都市の循環型再生モデルを大阪市内密集市街地、大阪湾湾岸未利用地を対象に、“構想、技術、美学を統合するデザイン”重視の“エコデザイン”の視点に立脚し、数値化される量的検証に加え“デザインの力”により、社会的・文化的な定性的評価を行う。すなわち、ライフスタイル、ビジネススタイルの変革を環境負荷軽減とともに実現する研究プロジェクトである。LCCO2現状比30%削減の達成を補完し、大阪地区の産業再生の方策を示し、普遍性をもった循環型都市再生アジアモデルの構築を目指す。
長坂 徹也 東北大学 大学院環境科学研究科環境科学専攻 教授 サステナビリティ指標としての物質・材料フロー 本研究はマテリアルフロー分析(MFA)、サブスタンス・フロー分析(SFA)、廃棄物産業連関分析の手法を用いて、鉄、銅等のベース物質、及び鉛等の拡散性随伴有害物質の東アジア圏におけるフローを調査、定量化し、これらデータを時間・空間軸から統合評価・分析することが可能な数理モデルを開発することを目的とする。最終的に、循環型社会の構築に不可欠な、資源生産性、循環率、廃棄物量に次ぐ4番目の動的ストック量を表す指標を提案する。
両角 和夫 東北大学 大学院農学研究科 教授 いわて発循環型流域経済圏の構築に関する研究 持続可能な社会に変革するためには、環境負荷低減を可能にする物質循環に加え、新たな地域産業の創出やコミュニティ再生などの総合的な取り組みが求められる。本研究では、分水嶺から沿岸までを一つの流域経済圏として捉え、岩手県の市町村をフィールドに実践している産官学連携による地域発意と相互支援の社会システム構築を目指す取り組みをベースに、今後全国の地方自治体の参考となる循環型社会形成のモデルを提案する。

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This page updated on September 18, 2003

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