(資料4)

新規採択研究代表者・個人研究者および研究課題概要


○社会技術研究
研究領域 「社会システム/社会技術論」

氏名 所属機関 所属学部・
学科など
役職 研究課題名 研究課題概要
後藤 真太郎 立正大学 地球環境科学部環境システム学科 教授 油流出事故の危機管理システムに対する研究 本研究は、ナホトカ重油事故の教訓を基に、サハリン沖エネルギー開発における油流出対策の現状を分析し、日本の油汚染防除体制における危機管理システムの不備を明らかにする事を目的とする。このため、改善を阻害している根本要因を明らかにし、法律改正を含め適切な流出油防除体制を提案し、欧米・韓国並みの防除体制を実現するための社会システムを提案する。本研究では、北海道オホーツク海沿岸部の流出油防除計画が構築され、関係地域にもたらす社会的役割は大きい。
三上 喜貴 長岡技術科学大学 経営情報系 教授 言語間デジタルデバイドの解消を目指した言語天文台の創設 地球上には6000以上の言語があるが、デジタルネットワーク上で不自由なく利用できる言語は一部に過ぎない。こうした「言語間デジタルデバイド」解消を目指して、ネットワーク上の多様な言語活動を継続的に観測する「言語天文台」を創設する。具体的には、デジタルな言語表現の基礎となる文字コードに着目し、WWW上のテキストを自動的に収集、判別して言語別活動量を推定するとともに、蓄積した関連基礎データを内外に提供する。また、UNESCO等と連携し、全ての言語・文字にアクセス機会を拡大するための方策を提言する。
山内 あい子 徳島大学 大学院薬学研究科医薬品情報学講座 助教授 医薬品安全性情報コミュニティの構築にむけて 本研究では、ネット上の知的共有基盤を通じて医療消費者・医療従事者・創薬研究者の間で医薬品安全性情報が効果的に循環する社会システムとして、医薬品安全性情報コミュニティの構築を目指す。薬物催奇形性情報ネットワークの人的基盤とインフォマティクス基盤の整備による情報の成長は、根拠に基づく医療の実践と効率的な医薬品研究開発、及びリスクコミュニケーションに寄与する情報医療薬学分野の人材養成に資する。

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This page updated on September 18, 2003

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