新規採択研究代表者・個人研究者および研究課題概要 さきがけプログラム | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
研究領域「相互作用と賢さ」 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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総評 : 研究総括 原島 文雄(東京電機大学工学部 教授) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
本領域「相互作用と賢さ」としては、最終年度の募集となった。 本領域は、人間の知力と行動力を最大限に発揮させる人工生命体とも呼ぶべきシステムを構築しようとするもので、人間と機械が相互作用としての物理的関係と情報交換によって、さらに賢くなる人工の空間形成に関する研究を対象として、21世紀半ばまで視野に入れた斬新な研究の提案を期待し募集を行った。 本年度は50件の応募が寄せられ、内訳は、仮想電子都市を用いた震災情報提供システムの構築など新概念に基づくシステムの設計・構築に関する研究16件、マン・マシーンインタフェースに関する研究8件、知能ロボットに関する研究7件、学習機能に関する研究7件、微小機械に関する研究3件、情報の感知と命令の集積・融合化3件、メカトロニクスに関する研究、人工現実感に関する研究各1件、その他3件であった。 選考にあたっては研究総括並びにアドバイザーは特に「相互作用と賢さ」のテーマへの適合性、独創性、新規性、並びに社会にインパクトを与える新しい技術分野を創出する可能性のあるテーマであることなどの点について重点を置いた。 書類選考では、応募課題が広範で多岐にわたるため、研究総括並びに複数のアドバイザーによる査読を行い、アドバイザーはそれぞれ専門家としての視点から評価とその根拠を述べると共に、別途研究総括は、自らの評価とアドバイザーの見解について議論しながら選考作業を進め、12件を選定した。 この12件については、第二次審査として面接による選考を行い、最終的に研究総括並びにアドバイザーの合議により採択課題7件を決定した。 採択した7件に関しては、「相互作用と賢さ」領域において研究を進める上で、より独創性に富み将来性のある課題を発掘できたと評価できる。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
This page updated on October 31, 2002
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