新規採択研究代表者・個人研究者および研究課題概要 CRESTプログラム |
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戦略目標 「技術革新による活力に満ちた高齢化社会の実現」 研究領域「生物の発生・分化・再生」 |
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総評:研究総括 堀田 凱樹(国立遺伝学研究所 所長) | |||||||||||||||||||||||||
「発生・分化・再生生物学の新たな展開をめざして」 今年度も、多細胞生物の発生・再生過程のメカニズムを分子・細胞・器官・個体などさまざまなレベルで意欲的に研究を展開し、世界的な活躍が期待出来る研究を募集したところ、国公立大学のみならず、国立研究機関その他から55件の応募があった。これらは、各種幹細胞の研究、発生分化の制御に関する研究、それらの知識を応用して再生医療をめざした基礎研究など多岐にわたる興味のある提案があった。 これらの応募提案について7名の領域アドバイザーにお願いして書類審査を行い、特に優れた11件を選定して面接を行った。面接では、研究の背景、ねらい、独創性、他にない優れた点、研究の進め方、研究体制等の点から質疑応答を行い、提案課題の採択に関する検討を行った。その結果、脳の構築や神経幹細胞の発生分化の分子機構をショウジョウバエと脊椎動物の脳を対比させて研究する計画、再生医療への応用も視野に入れた細胞分裂周期の制御機構とその制御の研究、神経細胞など長い突起をもつ細胞の細胞内分子パターニングの機構とその組織構築における役割の研究などがいずれも世界的な活躍とインパクトの期待される非常に高いレベルの研究であると評価され、本領域の研究計画としてもっともすぐれていると判定された。このほかにも多くの興味ある提案があったが、採択できず残念であった。 この研究領域は公募の最終年度を迎え、研究プロジェクトも出そろって研究体制が確定したことは大変に嬉しく思っている。幸いに多数の優秀な研究計画の応募をいただき、毎年選考は困難を極めたが、採用された研究課題はいずれも世界の舞台で活躍する研究ばかりで、さすがにこの分野のわが国の研究活性は充実していると改めて感じている。 |
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This page updated on October 31, 2002
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