新規採択研究代表者・個人研究者および研究課題概要 戦略創造プログラム |
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戦略目標 「がんやウイルス感染症に対して有効な革新的医薬品開発の実現のための糖鎖機能の解明と利用技術の確立」 研究領域「糖鎖の生物機能の解明と利用技術」 |
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総評:研究総括 谷口直之(大阪大学医学系研究科 教授) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「糖鎖生物学の基礎的研究から研究成果の社会への還元をめざして」 ヒトのゲノム構造がほぼ明らかになり、いわゆるポストゲノム研究が21世紀のライフサイエンスの中心的課題のひとつです。そのなかでもタンパク質の糖鎖による修飾反応は、翻訳後修飾のなかで最も多く、タンパク質の機能や構造に大きな影響を与えることがわかってきました。わが国は伝統的に糖鎖科学の研究で世界のトップランナーであり、事実、糖鎖を合成する糖鎖遺伝子の50%以上はわが国の研究者によりクローニングされたものです。 このような時期に糖鎖生物学を中心にした本テーマによる公募が行われたことはわが国の科学技術の発展にとって大変望ましいことと考えます。本研究テーマには57件の提案があり、提案された研究計画の第1次審査は6名の領域アドバイザーの方々にお願いし、そのなかから15件につき第2次審査を行いました。研究の独創性、とくに欧米追従型でない研究かどうか、国際的な位置づけはどうか、研究体制の妥当性、さらに将来の社会への還元につながる基礎的研究かどうかを多面的に審査し、その結果6名の提案を採用しました。いずれもこれまでの優れた実績の上に今後の成果が期待される提案であり、今後の糖鎖科学の発展にも多大な貢献が期待される研究です。一方で、採択には至りませんでしたが、多くの優れた提案も数多くみられました。審査にあたっては、いわゆるConflict of Interest(利害関係)を排除し、厳正におこなわれたことを申し添えます。また、採択された研究代表者は他の大型予算との重複もなく、本研究に専心して成果をあげることが期待されます。 |
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This page updated on October 31, 2002
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