1. |
事業内容 |
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(有)テクノフローラは、ステロール(コレステロール、植物ステロール)および腸内細菌由来の生理活性物質をリード物質とした医薬品並びに機能性食品の開発を目指した研究開発型のベンチャーである。 |
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コレステノン/フィトステノンの抗肥満薬、高脂血症薬、および/または糖尿病薬としての開発 |
A |
腸内細菌から免疫抑制剤、抗炎症剤、腸蠕動亢進剤、創傷治癒剤、ホルモン賦活剤、食欲抑制剤等新規医薬リード化合物の開発 |
B |
上記に関する機能性食品の開発 |
C |
動物用食品の開発 |
D |
診断薬の開発 |
E |
有機化合物合成の技術指導、製造請負 |
F |
医薬品の研究開発に関するコンサルティング |
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2. |
製品・技術の特徴 |
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1) |
新規性・独自性 |
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現在開発中のカンペステノン(フィトステノンの一種)は、腸管における脂質輸送担体リポタンパクを形成阻害するとともに、肝臓や脂肪組織の脂質代謝の調節に主要な役割を演じている核内レセプターPPARを活性化する新しい作用機序の脂質代謝改善剤である。さらにインシュリン抵抗性を改善する作用も認められることから、高脂血症、肥満および糖尿病治療薬への展開が考えられる。
次期開発候補の腸内細菌由来の免疫抑制剤、抗炎症剤、腸管蠕動促進剤(便秘薬)、創傷治癒剤、ホルモン賦活剤、食欲抑制剤などの創薬は、いずれも腸内細菌と宿主の適応進化のメカニズムを利用したもので、ヒトに対し特異的な効果と低毒性を特徴とし、創薬のターゲットとしては未開拓の分野でブレークスルー的な創薬を目指している。 |
2) |
市場性・成長性 |
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先進国を中心に高脂血症、肥満、糖尿病は、年々増大しており、日本だけでも潜在者を含めると高脂血症2,200万人(平成12年厚生省循環器疾患基礎調査)、肥満2,300万人(平成10年厚生省国民栄養調査)、糖尿病1,400万人(平成9年厚生省糖尿病実態調査)と推計されている。さらに最近、大人だけでなく小児でも肥満が増加しており、特に小中学生の糖尿病患者の85%が肥満傾向との調査(駿河台日大病院)から、将来の生活習慣病の引き金となる肥満への関心が高まっている。市場はこれらの生活習慣病に効果があり、かつ安全な医薬品、機能性食品を求めている。
コレステノン/フィトステノンは抗高脂血症、抗肥満、抗糖尿病作用を合わせ持った医薬品、機能性食品の素材として、新しい市場を作り出す可能性を秘め、その市場は世界的に計り知れない程膨大になるものと期待される. |
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