科学技術振興事業団報 第198号

平成13年12月 21日
埼玉県川口市本町4−1−8
科学技術振興事業団
電話(048)226-5606(総務部広報室)

「社会技術研究推進事業」平成13年度
研究代表者および研究課題の決定について

 科学技術振興事業団(理事長 沖村 憲樹)では、平成13年度新たに「社会技術研究推進事業」(参考1)を発足させ、本年度の新規採択研究代表者および研究課題を決定した。
 この事業は、現実社会が直面している諸問題の解決を図り、社会における新たなシステムの構築等を目指すものである。そのため、自然科学のみならず人文・社会科学等の知見も統合した俯瞰的な観点から、従来の学問領域にとらわれない広い分野の研究者が協力して研究を進める。
 
 科学技術振興事業団では、社会問題の解決を図るために重要と考えられる着眼点を踏まえて「社会システム/社会技術論」、「循環型社会」、「脳科学と教育」の3研究領域(参考2に示す)を設定し、平成13年8月10日から平成13年9月30日の間、産学官の研究機関に所属する研究者から、この研究領域ごとに研究提案を募集した。その結果、最終的に全体で165件の応募があった。
 募集締切後、領域統括および領域アドバイザー(別紙1)が主体となって、(別紙2)の選考基準により書類審査および面接審査(事前評価)を実施し、最終的に10件の研究代表者および研究課題を採択した。研究課題の概要は(別紙3)のとおりである。
 なお、応募件数および選定件数は(別紙4)のとおりである。今後、所定の事務手続きを行った後、研究を開始する予定である。

 なお、本事業は、社会技術研究を総合的に推進するため、科学技術振興事業団と日本原子力研究所が連携協力する体制として設置した、「社会技術研究システム」(参考3)の一環として進められるものである。

 この発表の内容についての問い合わせは科学技術振興事業団 戦略的創造事業本部 研究調整室の石田、林部、角野まで。(TEL 048-226-5642 FAX 048-226-5653)

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