バイオインフォマティクス推進事業における研究開発課題を決定

　科学技術振興事業団（理事長　沖村憲樹）では、バイオインフォマティクス推進事業における平成１３年度から開始する研究開発課題を7件決定いたしました。
　この事業は、急速に進展している先端生物科学と膨大な遺伝子情報等を解析するための情報科学との融合によるバイオインフォマティクスの推進を目的として、当事業団にバイオインフォマティクス推進センター(URL: http://bird.jst.go.jp)を設置し、勝木 元也氏（岡崎国立共同研究機構　基礎生物学研究所所長）、高木 利久氏（東京大学　医科学研究所教授）の指導の下、生物情報データベースの高度化・標準化を行い、情報科学と生物科学との融合型アプローチによる研究開発及び情報生物科学に関する創造的な研究開発の推進を行うものです。
　今回は、多様な生物研究より発生した情報源（データベース、実験、文献）に由来するデータを収集、整理（解析）し、知識発見、知識表現の方法論、技術の研究開発や多様なデータが発生する際の実験デザインから情報科学的観点を取り入れ、データ収集から蓄積、解析にいたるデータベース化の基盤となる情報処理技術に焦点をあてた研究開発を対象として募集を行いました。
　合計で１０１件の応募があり、当事業団に設置されたバイオインフォマティクス委員会において課題の選考を進めてきました。今後、契約手続き等が整い次第、研究開発に着手する予定です。

・平成１３年度 バイオインフォマティクス推進事業における研究開発課題 採択課題一覧