科学技術振興事業団報 第147号
平成12年10月5日
埼玉県川口市本町4−1−8
科学技術振興事業団
電話(048)226-5606(総務部広報担当)

「戦略的基礎研究推進事業」平成12年度
研究代表者および研究課題の決定について

科学技術振興事業団(理事長 川崎雅弘)では、この度、「戦略的基礎研究推進事業」における平成12年度新規採択研究代表者および研究課題を決定した。
 この事業は、「科学技術創造立国」を目指し、明日の科学技術につながる知的資産の形成や新産業の創出を図るため、大学、国立試験研究機関、企業などに所属する研究者が、その研究機関のポテンシャルを活用しつつ、基礎研究を推進するもので、いずれその研究成果が国民や社会に還元されていくことを期待するものである。

 科学技術振興事業団では、国(科学技術庁)が科学技術政策に基づいて決定した戦略目標「大きな可能性を秘めた未知領域への挑戦」、「分子レベルの新機能発現を通じた技術革新」、「環境にやさしい社会の実現」、「資源循環・エネルギーミニマム型社会システムの構築」、「技術革新による活力に満ちた高齢化社会の実現」のもとに、「高度メディア社会の生活情報技術」、「電子・光子等の機能制御」、「分子複合系の構築と機能」、「ゲノムの構造と機能」、「内分泌かく乱物質」、「資源循環・エネルギーミニマム型システム技術」、「生物の発生・分化・再生」、「植物の機能と制御」の8つの研究領域を設定し、平成12年4月24日から平成12年6月19日の間、大学や国立試験研究機関などに所属する研究者から、この研究領域ごとに研究提案を募集した。その結果、最終的に全体で602件の応募があった。
 募集締切後、研究統括および領域アドバイザー(別紙1)が主体となって、別紙2の選考基準により書類審査および面接審査(事前評価)を実施し、最終的に42件の研究代表者および研究課題を採択した。研究課題の概要は(別紙3)のとおりである。
 なお、採択された研究代表者の所属機関ごとの件数は(別紙4)のとおりである。
 今後、所定の事務手続きを行った後、研究を開始する予定である。

「戦略的基礎研究推進事業」平成12年度研究代表者および研究課題一覧

研究領域「高度メディア社会の生活情報技術」

研究領域「電子・光子等の機能制御」

研究領域「分子複合系の構築と機能」

研究領域「ゲノムの構造と機能」

研究領域「内分泌かく乱物質」

研究領域「資源循環・エネルギーミニマム型システム技術」

研究領域「生物の発生・分化・再生」

研究領域「植物の機能と制御」

(参考1)戦略的基礎研究推進事業の概要

(参考2)戦略的基礎研究推進制度における戦略目標について

(参考3)戦略目標および研究領域の概要

*この発表の内容についての問い合わせは科学技術振興事業団 基礎研究推進部の
 石田、小松までご連絡下さい(電話 048-226-5635)。


This page updated on October 5, 2000

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