科学技術振興事業団(理事長 中村守孝)は、平成11年度採用「さきがけ研究21」の研究者募集を行い、過去最高の応募者数943名の中から、採用研究者42名を決定した。
さきがけ研究21は、時代を先駆ける科学技術の芽を創出するため、初期的な段階の研究を重視し、個人の独創性を生かした基礎的研究を推進することを目的として平成3年度に発足し、過去8回の募集、選考を実施し、研究の推進を図ってきた。すでに、6研究領域132名の研究者が3年間にわたる研究を終了し、本年度は148名の研究者が研究を進めている。その研究成果は、ネイチャー9件、サイエンス7件をはじめとし、論文発表総数:974件(和文87件、英文887件)、特許出願:183件(国内138件、国外45件)と、積極的に情報の発信につとめ、関係研究者の受賞(学会賞など)31件にみられるように、高い評価を受けている。
本年は、平成9年度に設定した「形とはたらき」、「状態と変革」、「素過程と連携」の3研究領域と平成10年度に設定した「情報と知」の研究領域、さらに今年度新たに設定した「組織化と機能」の研究領域において募集を行った。研究者の決定については参考1の評価者が参考2の評価基準及び評価手続きにより選考し、理事会において決定した。参考3に募集および選考結果を、参考4に採用者の研究概要を示す。
※この発表についてのお問い合わせは、個人研究推進室(電話 048-226-5641)の日江井または所までご連絡下さい。
This page updated on September 7, 1999
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