JST 広聴活動 2011 日本の安全・安心と科学技術

広聴活動「日本の安全と科学技術」について

今回の東日本大震災と原子力発電所の事故は、安全・安心のためのこれまでの対策がいざというときに機能しうるものかどうか、考えさせられる事態となりました。また、近年では事故や災害、感染症拡大、食の安全の失墜、資源・エネルギーのひっ迫など社会の安全を揺るがす多くの問題が起きています。これまでにとられてきた対策が本当に危機時に機能できるものであるか、科学技術への投資は社会の安全に応えるものになっているのか、改めて考え直す必要がでてきています。

そこでJSTでは、「日本の安全と科学技術」をテーマとして、国家的危機時に備えた国の役割、科学技術が寄与すべき(または寄与できる)課題や重要分野、社会と科学技術を繋ぐシステムなどについて、幅広い分野の専門家から意見を伺い、今後のあるべき姿について検討し、提言として取りまとめることを目的に、広聴活動を行うこととしました。

座長 阿部 博之  総合科学技術会議 前議員

提言「日本社会の安全保障と科学技術」

活動実績

提言に関する検討会・シンポジウム

10月18日(火) 第1回提言に関する検討会
11月7日(月) 第2回提言に関する検討会
11月28日(月) 第3回提言に関する検討会
12月8日(木) シンポジウム「社会の安全保障と科学技術」
会場:コクヨホール

詳細はこちらから

開催報告書はこちらから(PDF:8.1MB)

2012年1月30日(月) 第4回提言に関する検討会
2012年5月23日(水) 理事長定例記者説明会

専門家へのヒアリング

Yuji Yamamoto聞き取り日:2011年5月17日
山本雄士
「災害時の医療のあるべき姿とは」
山本 雄士
JST研究開発戦略センター フェロー
Hiroyuki Abe聞き取り日:2011年6月8日
阿部 博之
「大震災と「科学者」(技術者)の倫理(エートス)」
阿部 博之
総合科学技術会議 前議員

Tsutomu Toichi聞き取り日:2011年6月17日
十市 勉
「東日本大震災とエネルギー安全保障問題」
十市 勉
(財)エネルギー経済研究所 顧問
Akio Shibata聞き取り日:2011年6月30日
柴田 明夫
「食糧安全保障と日本農業の課題」
柴田 明夫
株式会社資源・食糧問題研究所 代表

Naoto Miyashita聞き取り日:2011年7月6日
宮下 直人
「新幹線の地震対策」
宮下 直人
東日本旅客鉄道株式会社 常務取締役 鉄道事業本部 副本部長
Takeshi Kurata聞き取り日:2011年7月22日
倉田 毅
「容易ではない感染症の克服」
倉田 毅
国際医療福祉大学塩谷病院 教授

Hiroyuki Tada 聞き取り日:2011年8月11日
多田 浩之
「国家的危機における非常時情報通信の課題と今後の開発の方向性」
多田 浩之
みずほ情報総研株式会社 環境・資源エネルギー部 シニアマネージャー
Kohmei Halada聞き取り日:2011年8月22日
原田 幸明
「資源リスクと対応」
原田 幸明
独立行政法人物質・材料研究機構
元素戦略材料センター 元素戦略統括グループ長

広聴活動とは

JSTは、研究開発の現場(各研究機関や研究者)と政策立案者の中間に位置しているという特徴を生かし、科学技術の様々な問題に関して現場や社会からの声を広く聴き、様々な媒体を通じた情報発信や政策への提言としてまとめる「広聴活動」を進めています。

※日本の安全と科学技術に関する皆様のご意見を募集しています。
広聴概要について、日本の現状、社会の安全の実現のために科学技術が考えるべき視点など、皆様のご意見をお聞かせ下さい。

ご意見・お問い合せ

広聴活動「日本の安全と科学技術」事務局
独立行政法人科学技術振興機構(JST) 広報課
〒102-8666 東京都千代田区四番町5番地3
Email: jstpr(アットマーク)jst.go.jp

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