秋田地域においては、(財)秋田テクノポリス開発機構に設置された秋田地区研究交流促進会議(委員長 本田和則〔(社)秋田県経営者協会 専務理事〕)において検討が進められ、新技術事業団は幾つかの候補から次の内容の課題を決定しました。
(共同研究の概要)
1. | 共同研究課題 |
脳活動に伴う二次信号の計測とその発生機序に関する研究 | |
2. | 共同研究課題の概要 |
従来、脳神経活動を可視化するための信号源は、神経活動に伴って変化する脳内の電流、磁場、化学的活動、血流などの二次的情報を利用しています。しかし、このような二次信号については、各々、時間的、空間的、量的に個別に計測されたもので、神経活動と二次信号との関係は体系だっては解明されていません。本共同研究では、それぞれの分野で開発されてきた脳神経活動を可視化する技術や実験条件などを相互に組み合わせることにより、神経活動の統一的な理解を図り脳内の信号発生メカニズムの解明を目指します。また、新しい信号源の発見と新たな測定手法の創出の可能性を探ります。 | |
3. | 共同研究機関(代表担当研究者及び分担研究) |
工業技術院電子技術総合研究所(生体機能研究室 飯島敏夫) 「光計測と fMRIによる脳内信号の解析」 秋田県立脳血管研究センター(放射線医学研究部 菅野 巖) 「PETによる脳賦活時の脳循環代謝の解析」 理化学研究所(情報科学研究室 田中啓治) 「連合野における二次信号測定法の開発」 新技術事業団 研究室 「定量的脳表計測に基づく二次信号の発生機序の解析」 |
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4. | 共同研究期間 |
平成8年1月から5ヶ年間 | |
5. | 共同研究推進委員会 |
共同研究参加者の代表で構成し、共同研究の企画、推進、総合調整を行う。 委員長は、菅野 巖氏(秋田県立脳血管研究センター放射線医学研究部長) |
This page updated on April 30, 1999
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