JST(理事長 中村 道治)は、研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)のうち、平成25年度第2回募集における起業挑戦ステージ(起業挑戦タイプ/起業挑戦タイプ(若手起業育成))、産学共同促進ステージ(ハイリスク挑戦タイプ/シーズ育成タイプ)の新規課題51件を決定しました(別紙1)。
A-STEPは、実用化を目指すための研究開発フェーズを対象に、課題や研究開発の特性に応じた最適なファンディングを設定し、総合的かつシームレスに推進するものです。また本プログラムは、評価によって、課題をほかの支援タイプに移行して採択することも行います。今回は上記新規課題に加えて、ほかの支援タイプへ移行する9件の課題も決定しました(別紙2)。
本年度は、革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)のビジョン注)に沿った提案を対象に平成25年6月11日(火)から7月31日(水)までの間に募集を行い、全体で222件の応募がありました(起業挑戦タイプ:18件、起業挑戦タイプ(若手起業育成):2件、ハイリスク挑戦タイプ:155件、シーズ育成タイプ:47件)。
募集締切後、外部専門家の協力のもと、評価委員会にて課題の独創性(新規性)および優位性、目標設定の妥当性、イノベーション創出の可能性、提案内容の実行可能性、事業化の可能性、開発に伴うリスクなどの観点から審査(事前評価)し、その結果をもとに課題を決定しました。
さらに、「起業挑戦ステージ」、「産学共同促進ステージ」および「実用化挑戦ステージ」では、ステージゲート評価を行うことにより、異なる支援タイプを継続して実施することを可能としています。今回は継続を希望した課題18件に対し、事前ヒアリングでの絞り込みを経て、ステージゲート評価により、シーズ育成タイプに6件の継続課題を決定しました(別紙3)。
今後、契約などの条件が整い次第、研究開発を開始する予定です。
なお、「実用化挑戦ステージ」については、12月下旬以降に決定予定です。