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別紙

「イノベーションコーディネータ表彰」
平成25年度受賞者 一覧

No. 賞名 氏名(所属) 受賞理由
イノベーションコーディネータ大賞・
文部科学大臣賞
中川 普巳重
(公益財団法人 京都高度技術研究所 経営・新事業創出支援本部)
365日・24時間支援や企業に寄り添う伴走支援、ティーチングとコーチングを融合した手法など、女性視点の独自スタイルを確立し、事業化段階における産学連携にとって重要な中小企業への創業支援に数多く取り組み、実績を積み上げられていることは、極めて高く評価できる。
イノベーションコーディネータ賞・
科学技術振興機構理事長賞
寺西 豊
(京都大学 医学研究科)
創薬イノベーションにおける治験リスクを、企業と大学間との協調によって回避するオープンイノベーションスキームを実践している点は高く評価できる。またメディカルイノベーションセンターの設立や後進コーディネータを送り出すなど産学連携活動の体制作りや人材育成にも成果を上げている。
イノベーションコーディネータ賞小島 昭
(独立行政法人 国立高等専門学校機構 群馬工業高等専門学校)
炭素素材・水質浄化技術の研究成果をカキの養殖などに発展させ、東日本大震災の復興に寄与するなど、永年にわたる高等専門学校における経験によってシーズ発掘、外部資金獲得、技術移転、事業化など多様な実績を上げている。
イノベーションコーディネータ賞・
特別賞
林 ゆう子
(東京工業大学 産学連携推進本部)
産業界、アカデミアでの経験を活かし、産官学連携コーディネート、資金獲得、知財マネジメントなど多くの実績を上げた。特に大学周辺の大田区、川崎市などの財団と密な連携を図り、10年間で100件を超えるシーズ・ニーズのマッチング成功事例を上げたことは特筆に価する。
イノベーションコーディネータ賞・
特別賞
森 紅美子
(NPO法人 産学官ながさき)
女性コーディネータの草分け的存在である。地方国立大学の産学官連携の在り方、またコーディネータとしての活動のモデルを築かれた功績は顕著である。文系出身であってもイノベーション創出に寄与しうる実績と有用な仕組みの構築などを評価する。
イノベーションコーディネータ賞・
若手賞
伊藤 慎一
(秋田大学 産学連携推進機構)
医薬工連携を中心に、産学連携のサロンを立ち上げるなど秋田のリーダー的な役割を担い、さらにA-STEPなどで高い採択実績を上げるなど、特筆する実績が評価できる。
イノベーションコーディネータ賞・
若手賞
佐藤 暢
(高知工科大学)
総合的コーディネーション能力に加え、独自のCD理念のもとに、地域に立脚しながら、高知の技術と三陸の水産復興のマッチングなど広域的活動に展開していることも評価される。
イノベーションコーディネータ賞・
若手賞
丹生 晃隆
(島根大学 産学連携センター)
足を使った地道なネットワーク構築を行い、複数県にわたるネットワーク、学金ネットワーク、人材育成に着実な成果を上げ、山陰地域の産学官連携ポテンシャルを上昇させている。
イノベーションコーディネータ賞・
若手賞
高橋 めぐみ
(株式会社キャンパスクリエイト)
自動車メーカーとの産学連携に多くの大学を参加させるなど、広域TLOのコーディネータとして数々の実績を上げている。同一組織内の女性コーディネータを率先して育成している。
10功労者賞本杉 正義
(公益財団法人 静岡県産業振興財団)
静岡県における食品産業の創出に尽力された草分け的コーディネータで、食品機能の産業的利用で付加価値の向上を実現し、新分野の開拓に功績が認められる。
11功労者賞宗藤 厚生
(元 東広島商工会議所)
自立できるオンリーワン企業の創出を目標に、精力的に企業訪問活動を行い、企業ニーズに対応したシーズを紹介をするなど、地道な活動が評価できる。
12功労者賞濵本 俊一
(山口大学 大学研究推進機構)
長年のコーディネート活動は評価できる。山口大学での地域連携、産学官連携の土台作りの貢献度は高い。さらにコーディネータ評価システムや人材の育成に顕著な功績を認める。
13功労者賞田中 宏佳
(愛媛県 経済労働部)
愛媛県、愛媛大学、JST サテライト高知などで、植物工場や炭素繊維の技術開発におけるプロジェクトの組織化、外部資金の獲得など、顕著な功績を上げており、若手の人材育成でも重要な役割を果たした。
※(所属)は応募時のものです。

<各賞の内容>

【イノベーションコーディネータ大賞・文部科学大臣賞(No.1)】

大学などの持つ有効な技術シーズを発掘し、商品化実現に向け産と学の効果的な橋渡しを行うなど、科学技術に関わるイノベーションの創出において、総合的に極めて優れたコーディネート活動を行った方。

【イノベーションコーディネータ賞・科学技術振興機構理事長賞(No.2)】

シーズ発掘・マッチングなどの産学連携活動や企業化支援などの活動に優れた成果を上げており、かつコーディネート活動の仕組み作り・人材育成などにも優れた成果を上げた方。

【イノベーションコーディネータ賞(No.3)】

産学官連携によるコーディネート活動において優れた成果を上げた方。

【イノベーションコーディネータ賞・特別賞(No.4~5)】

産学官連携によるコーディネート活動において優れた成果を上げた女性のコーディネータ。

【イノベーションコーディネータ賞・若手賞(No.6~9)】

優れたコーディネート活動を行っており、今後の活躍が大いに期待される45歳未満の若手のコーディネータ。

【功労者賞(No.10~13)】

コーディネート活動・コーディネータ制度の整備・発展に関する活動において、特に優れた功績を上げた方。