JST(理事長 中村 道治)は、再生医療実現拠点ネットワークプログラム平成25年度募集のうち、疾患・組織別実用化研究拠点(拠点B)の採択課題5件、技術開発個別課題の採択課題20件を決定しました(別紙)。
疾患・組織別実用化研究拠点では、iPS細胞研究中核拠点で作製される再生医療用iPS細胞などを用いて臨床研究を実施するために必要な研究を行い、疾患・組織別に早期の再生医療の実現を目指します。同拠点のうち疾患・組織別実用化研究拠点(拠点B)は技術的ブレークスルーを行い臨床応用を目指す拠点です。また、技術開発個別課題は拠点と連携してiPS細胞などの臨床応用の幅を広げる技術開発や、より高度な再生医療を目指した技術開発、iPS細胞などの産業応用を目指した技術開発を実施します。
今回の募集は平成25年2月1日(金)から4月19日(金)までの間に行い、疾患・組織別実用化研究拠点(拠点B)に31件、技術開発個別課題に145件の応募がありました。募集締切後、外部専門家の協力のもと、評価委員会にて全体計画、研究開発の戦略および目標との適合性、技術的意義および優位性、実施体制、生命倫理・安全管理に関する体制、所要経費などの観点から審査(事前評価)し、その結果をもとに課題を決定しました。
今後、契約などの条件が整い次第、研究を開始する予定です。