JST(理事長 中村 道治)は、戦略的創造研究推進事業 先端的低炭素化技術開発(ALCA)の特別重点技術領域「次世代蓄電池」と「エネルギーキャリア」において、平成25年度新規採択チームを決定しました。
ALCAは平成22年度より開始し、温室効果ガスの削減を中長期にわたって継続的かつ着実に進めていくために、ブレークスルーの実現や既存の概念を大転換するような『ゲームチェンジング・テクノロジー』の創出を目指すための研究開発を実施しています。
今年度はこれまでの7つの技術領域に加えて、新たに「次世代蓄電池」と「エネルギーキャリア」の2つの特別重点技術領域を設定しました。「次世代蓄電池」領域では、現在のリチウムイオン蓄電池を凌駕する次世代蓄電池の実現を目指し、「エネルギーキャリア」領域では、エネルギーを転換し、貯蔵、輸送できる物質(キャリア:現在の社会では石油、石炭など)としてのアンモニアと有機ハイドライドの実用化を目指します。要素技術開発を集積させた総合的な研究開発チームにより、実用化に向けた研究開発を加速します。(研究開発期間:当初5年(最長10年)、年間研究開発費:2億円~5億円/チーム)。
このほかに「次世代蓄電池」領域では、要素技術グループも募集しました(採択後、研究開発チームに参加予定、初年度研究開発費:1,000万円)。
今回の募集では、産官学各界の研究者から18件の応募がありました。募集締め切り後、先端的低炭素化技術開発事業 推進委員会(委員長:橋本 和仁 事業統括)において書類選考と面接選考(事前評価)を実施し、研究開発チームでは8件、要素技術グループでは2件を採択しました(別紙1)。
なお、事業の詳細や選考の方法などは下記ホームページを参照してください。
ホームページURL:https://www.jst.go.jp/alca/