課 題 名 | 「金型の複曲面鏡面研削ユニット」 | ||||||
研 究 者 | 独立行政法人理化学研究所 中央研究所 大森素形材工学研究室 主任研究員 大森 整 | ||||||
所 有 者 | 独立行政法人理化学研究所 池上金型工業株式会社 | ||||||
委託企業 | 池上金型工業株式会社 | ||||||
開 発 費 | 168,365,020円 | ||||||
開発期間 | 平成13年3月~平成16年3月 | ||||||
評 価 | 本新技術は、ELID(電解インプロセスドレッシング)研削法による金型の鏡面研削として、MC(マシニングセンタ)を用いて複曲面の鏡面研削を加工可能とした加工ユニットに関するものである。 本開発では、加工ユニットとしてMCに取り付け可能な研削加工用ヘッド、複曲面加工に適した小径のメタルボンド(金属粉末焼結結合)砥石およびインターバル方式によるELID加工法の開発を行った。また、ヘッド部先端の砥石は、MCの主軸の回転を利用して自転させると共に、ヘッド全体もMCの主軸と同期させて軸中心にも回転させ、砥石に加工死点のない自公転式加工機構とした。また、ELIDは電極を研削ヘッドから分離し、インターバル方式とした。 この結果、砥石の研削性能を一定に保つことができ、目標を上回る鏡面仕上げが実現できた。 本新技術により、複曲面を有する金型の鏡面仕上げの高精度化、高効率化、自動化が可能となり、高い意匠性が求められる自動車・家電製品等の樹脂部品用成型金型の自動鏡面仕上げへの利用が期待される。 | ||||||
評 価 者 |
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評 価 日 | 平成16年6月25日 |