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別紙

平成25年度「再生医療実現拠点ネットワークプログラム」の募集概要

1.プログラムの概要

国際競争が激化しているiPS細胞等を使った再生医療について、我が国のアドバンテージを活かし、世界に先駆けて臨床応用をするべく研究開発を加速します。具体的には、「iPS細胞研究中核拠点」では臨床応用を見据えた安全性・標準化に関する研究、再生医療用iPS細胞ストックの構築を実施し、「疾患・組織別実用化研究拠点」では疾患・組織別に責任を持って再生医療の実現を目指します。また、技術開発個別課題ではiPS細胞等の臨床応用の幅を広げる技術開発や、より高度な再生医療を目指した技術開発を実施します。

2.支援内容

1)iPS細胞研究中核拠点:
iPS細胞の臨床応用を見据えた標準化、安全性の確保を行いつつ、再生医療用iPS細胞ストックの構築を目指して必要な研究を長期的に実施します。

研究期間:10年
研究費:原則、27億円/年程度(間接経費含む)
採択予定数:1拠点

2)疾患・組織別実用化研究拠点
「iPS細胞研究中核拠点」で作製される再生医療用iPS細胞等を用いて臨床研究を実施するために必要な研究開発を行い、疾患、組織別に責任をもって再生医療の実現を目指します。

「5年以内の臨床応用を目指す拠点(拠点A)」

研究期間:原則、最長10年(ただし、一定期間内に達成すべき目標を設定し、継続の可否を判断する評価を行います)
研究費:原則、4億円/年程度(間接経費含む)
採択予定数:5拠点程度

「技術的ブレークスルーをおこない臨床応用を目指す拠点(拠点B)」

研究期間:原則、最長10年(ただし、一定期間内に達成すべき目標を設定し、継続の可否を判断する評価を行います)
研究費:原則、1億円/年程度(研究開始時、間接経費含む)
一定期間後は、継続可否の評価内容に応じて、研究費を決定します。
採択予定数:5拠点程度

3)技術開発個別課題
iPS細胞研究中核拠点または疾患・組織別実用化研究拠点と連携しつつ、iPS細胞等の臨床応用の幅を広げる技術開発や、より高度な再生医療を目指した技術開発を実施します。

研究期間:原則、最長5年
研究費:原則、5千万円/年程度(間接経費含む)
実施内容によっては上記の額を超えることも可。
採択予定数:15課題程度

なお、平成24年度補正予算の成立を前提として、これを財源として別途事業の遂行に必要な設備の整備を行うこととしています。

また、上記の研究費および研究期間は目安であり、実施内容を踏まえ戦略的に最終決定します。

3.募集・審査のスケジュール(予定)

応募受付開始:平成25年2月4日(月)

<一次締切>
支援対象:

iPS細胞研究中核拠点
疾患・組織別実用化研究拠点(拠点A)

募集締切:平成25年2月22日(金)正午
審査・選定:平成25年3月上旬
研究開始:平成25年3月下旬

<二次締切>
支援対象:

疾患・組織別実用化研究拠点(拠点B)
技術開発個別課題

募集締切:平成25年4月19日(金)正午
審査・選定:平成25年4月
研究開始:選定終了後速やかに

支援内容によってスケジュールが異なりますので、ご注意ください。