共同研究課題 | 日本側研究代表者 | 所属・役職 | 共同研究課題概要 |
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ベトナム側研究代表者 | |||
タイ側研究代表者 | |||
環境因子の影響理解に基づいたアジア地区における構造材料の腐食マッピング | 篠原 正 | 独立行政法人 物質・材料研究機構 材料信頼性評価ユニット グループリーダー |
本研究は、構造用金属材料の大気による腐食(大気腐食)に関連する環境因子(付着物の量や雨水中のイオン濃度など)や気象因子について、各国で測定しデータベース化することによって、金属材料の腐食に関わる因子をマップ化するとともに、それらを総合して、アジア地区に適した環境腐食性区分法の規格化を目指す。 具体的には、各国で構造用金属材料の環境暴露試験と併せて環境因子および気象因子の実時間測定を実施するとともに、日本側は新規大気腐食センサーの開発とその評価法の確立を担当し、タイ側およびベトナム側は大気腐食センサー出力を含む暴露試験解析結果から両国、アジア地区の腐食性に特有な環境因子・気象因子の抽出とそのデータベース化を担当する。 各国の研究チームが相互補完的に取り組むことで、「アジア地区の大気腐食データベース」や「腐食マップ」が効率的に確立され、それらを総合して、アジア地区に適した環境腐食性区分法の規格化が期待される。 |
レ・ホンリエン | ベトナム科学技術アカデミー 材料研究所 材料/損傷解析センター センター長 |
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チアンパイロット・ アムニャイサック |
タイ国立科学技術開発庁 国立金属・材料技術研究所 材料信頼性研究ユニット 博士 |
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東南アジアで深刻な病原体を検出するためのプラズモニックバイオセンサー | 三木 一司 | 独立行政法人 物質・材料研究機構 高分子材料ユニット グループリーダー |
本研究は東南アジア地域で深刻な2つの疾病であるマラリアと子宮頚癌を検出するバイオセンサーを研究開発することを目的とする。 具体的には日本側は金属ナノ粒子を利用したセンサー技術、タイ側はバイオマーカーの開発と検証、ベトナム側は金属ナノ粒子の合成と配列化技術を担当し、2つの病原体を検出するのに最適なバイオセンサーの研究を行う。 各国の研究チームが相互補完的に取り組むことで、検出感度が高くて持ち運びができるナノテクノロジー活用型バイオセンサーが実現し、マラリアと子宮頚癌の検出が簡単に効率良くできることが期待される。 |
クワンリーム・グエン | ベトナム科学技術アカデミー 物質科学研究所 所長 |
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タララジ・ダラクル | タイ国立科学技術開発庁 国立ナノテクノロジー研究所 シニア・アドバイザー |
共同研究課題 | 日本側研究代表者 | 所属・役職 | 共同研究課題概要 |
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ベトナム側研究代表者 | |||
タイ側研究代表者 | |||
最先端科学技術を用いたアジアにおけるキャッサバ分子育種の推進 | 関 原明 | 独立行政法人 理化学研究所 植物科学研究センター 植物ゲノム発現研究チーム チームリーダー |
本研究は、最先端科学技術を重要な熱帯作物であるキャッサバの有用遺伝資源に適用し、有用遺伝子の単離・同定、さらにはその活用による東南アジアにおける高収量・高付加価値キャッサバの分子育種推進を目的とする。 具体的には、日本側は各種ゲノム解析、形質転換や重イオンビーム照射などの最先端科学技術を提供し、タイ側は既知の有用キャッサバ系統を用いた有用遺伝子の探索、ベトナム側は形質転換や重イオンビーム照射による新しい有用キャッサバ系統の探索を担当する。 3ヵ国の研究チームが相互補完的に取り組むことで、タイやベトナムなどの東アジア諸国とのキャッサバ研究ネットワークがさらに強化され、キャッサバ分子育種分野での国際的な貢献が期待される。 |
リ・フイハム | ベトナム農業遺伝学研究所 所長 |
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ナランガジャヴァナ・ジャランヤ | タイマヒドン大学 理学部 助教授 |