研究成果展開事業「先端計測分析技術・機器開発プログラム」は、日本の将来の創造的・独創的な研究開発を支える基盤の強化を図るために、革新的な先端計測分析技術の要素技術や機器およびその周辺システムなどの開発を目的とするプログラムです。
平成24年度の公募にあたっては、「放射線計測領域(新規)」、「グリーンイノベーション領域」の2領域を重点開発領域として設定し、開発課題の公募、並びに重点採択を行います。また、重点開発領域以外においても、要素技術タイプ、機器開発タイプ、プロトタイプ実証・実用化タイプ、開発成果の活用・普及促進のそれぞれで、開発課題の公募を行います。
東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴う放射性物質の影響から復興と再生を遂げるため、放射線計測に関して、行政ニーズ、被災地ニーズなどが高く、開発に一定期間を要する高度な技術・機器およびシステムを開発するために、平成24年度の重点開発領域として「放射線計測領域」(領域総括:平井 昭司(東京都市大学 名誉教授))を設定しました。
具体的には、放射線量および放射能濃度の迅速かつ高精度・高感度な把握を可能とするプロトタイプ機の開発、性能実証およびシステム化を行い、プロトタイプ機を実用可能な段階まで仕上げる開発課題、また、新たなブレークスルーを生み出す革新的な放射線計測分析技術・機器の開発課題について公募を行いました。
開発期間および開発内容に応じて、以下の4つの類型について公募を行いました。
類型 | 実用化タイプ (短期開発型) |
実用化タイプ (中期開発型) |
革新技術タイプ (要素技術型) |
革新技術タイプ (機器開発型) |
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開発期間 | 1年以内 | 3年以内 | 3年以内 | 5年以内 |
開発内容 | 性能実証、システム化 | プロトタイプ機の開発、性能実証、 システム化 |
要素技術の開発 | プロトタイプ機の開発 |
到達目標 | 開発した機器・システムを実用可能な段階 (開発終了時に受注生産が可能)まで仕上げる |
既存の技術または機器から飛躍的に性能を向上する、 オンリーワン・ナンバーワンの技術または機器を開発する |
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チーム構成 | 産と学・官が連携(チームリーダーは企業) | 産と学・官が連携 | ||
採択予定数 | 計6~10課題程度 | 計数課題程度 | ||
開発費 | 最低1年間以上はマッチングファンド形式(申請する開発費と原則同額以上の資金を企業側が支出)、そのほかはJST支出 | 全額JST支出 |
<放射線計測領域 「実用化タイプ(短期開発型)」>
平成24年 | 2月24日(金) | 公募受付開始 |
3月15日(木) | 公募受付締切・書類審査開始 | |
3月23日(金) | 面接審査・採択候補課題決定 | |
4月 | 開発開始 |
<放射線計測領域 「実用化タイプ(中期開発型)」>
<放射線計測領域 「革新技術タイプ(要素技術型)(機器開発型)」>
平成24年 | 2月24日(金) | 公募受付開始 |
3月21日(水) | 公募受付締切・書類審査開始 | |
4月23日(月),24日(火) | 面接審査・採択候補課題決定 | |
5月予定 | 開発開始 |
選考は、以下の観点に重点を置いて実施いたしました。
・実用化タイプ(短期開発型)
・実用化タイプ(中期開発型)
・革新技術タイプ(要素技術型)
・革新技術タイプ(機器開発型)