JST(理事長 中村 道治)は、東日本大震災からの復興を支援するため、宮城、岩手、福島3県に、新たにJST復興促進センター(以下、同センター)を設置し、被災地企業の研究開発を支援する「復興促進プログラム」を開始いたします。
同センターの事務所は、仙台市・盛岡市・郡山市の3ヵ所に開所し、それぞれの事務所に、「マッチングプランナー」と呼ばれる技術の目利き人材※を配置(3ヵ所 合計18名程度)します。マッチングプランナーは、被災地の産業団体(東北経済連合会など)や自治体と連携して、被災地企業の現場のニーズ(要望)や課題を発掘し、これを解決できる全国の大学などとの産学共同研究につなげます。さらに、このような共同研究などについて研究費を支援し、全国の大学などの革新的技術シーズを被災地企業において実用化し、被災地復興に貢献することを目指します。
同センターは、4月9日(月)に仙台市で事務所の開所式を兼ねた事業説明会を実施する予定で、「復興促進プログラム」の内容や公募情報などについて詳しく発表します。開所式・事業説明会については以下のホームページをご覧ください。
※大学の研究成果を産業界に橋渡しし実用化を促進する活動を行う、企業などで実用化経験などを持つ技術に精通した人材。
ホームページURL
開所式・事業説明会:https://www.jst.go.jp/fukkou/news/e_120402_01.html
本事業の実施は、国の平成24年度予算成立を前提としております。