<用語解説>

神経修飾物質:神経細胞から放出される神経伝達物質のうち、脳全体に拡散的に投射され、時間的にも持続的な効果を持つものの総称。代表的なものとしてドーパミン、セロトニン、ノルアドレナリン、アセチルコリンなどが挙げられる。
大脳基底核:脳幹と大脳皮質の間に位置する神経回路。入力部の「線条体」は大脳皮質からの興奮性の入力と、中脳からのドーパミン性の入力を受ける。その出力は複数の抑制シナプス結合を経て大脳皮質に戻されるループ構造を持つ。大脳皮質-基底核ループは、運動野、前頭前野など異なる皮質領域を投射先とする並列的な構造を持つことが、近年の解剖学的研究により明らかになった。
機能的核磁気共鳴画像法 (fMRI):脳内の神経活動に伴う血流変化を、局所磁場の変化から測定し画像化する手法。全く傷をつけずに外部から人間の脳活動を観察する方法として広く使用されている。

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