1.事業の概要
本事業は、日本科学未来館との連携を通して全国各地に最先端の科学技術と、その社会・将来との関係性を伝え考える場が構築されることを目指すものであり、最先端の科学技術という新しい知を社会とつなぐ新たな科学コミュニケーション活動に挑戦し、地域の拠点として活動しうる科学館(以下、「拠点科学館」)を募集し、支援するものです。
2.対象となる取り組み
- 拠点科学館の実施する、最先端の科学技術を社会とつなげる科学コミュニケーション活動への新たな取り組み(先端科学技術を題材にした展示やイベントの企画・開発などを通し、先端科学技術と社会とのつながりを構築する取り組み)や、研究機関などとの連携を従来以上に強化する取り組み(研究者を招いたトークイベントや実験教室の開催など)であり、拠点科学館の既存の活動は含みません。
- 採択館が新たな科学コミュニケーション活動を計画・実施するにあたり、科学コミュニケーターが中心となって進めます。科学コミュニケーターは、先端研究を調査・探求し、情報を分析するスキルや、採択館と地域の研究機関や研究者、小中高校、大学、市民などをつなぎ、双方向の対話を促すコミュニケーションスキル、またイベントや展示物を企画・運営・評価するマネジメントスキルを持つことが求められます。
3.支援期間
最大5ヵ年度(ただし、中間評価などにより途中で支援を中止することがあります)
4.支援費
1館あたり、年間2,000万円程度を上限。
5.選考方法
外部有識者からなる審査委員会による審査を経て、JSTが選定します。
6.選考の主な観点
- 本事業の趣旨に合致しており、最先端の科学技術に関する国民のリテラシーの向上に資する取り組みとなっていること。
- 地域における学校、大学、研究者・科学者や他の科学館などとの連携が適切に計画されていること。
- 最先端の科学技術を社会とつなぐ科学コミュニケーション手法などに関する具体的な計画があること。
- 最先端の科学技術を社会とつなげる科学コミュニケーション活動を推進する体制が組めること。特に、新たに雇用する科学コミュニケーターの人材も含め、具体的な実施体制について計画されていること。
- 波及効果、ターゲットとする来館者層の多様化、終了後の継続性などが期待できる取り組みとなっていること。
- 費用の規模と期待される来館者数などのバランスが取れていること。
7.スケジュール
- 募集:
- 平成23年2月7日(月)~4月22日(金)
- 書類審査:
- 同年5月17日(火)
- ヒアリング審査:
- 同年5月31日(火)
- 条件付採択通知:
- 同年6月6日(月)
- 採択確定:
- 同年6月25日(土)
- 支援開始:
- 同年7月中旬~
8.詳細について
下記の事業ホームページを参照してください。
事業ホームページURL:http://senshin.jst.go.jp/