A-STEP(Adaptable and Seamless Technology Transfer Program through Target-Driven R&D)は、従来JSTが行っていた産学共同シーズイノベーション化事業および独創的シーズ展開事業を発展的に再編注)したもので、大学・公的研究機関などで生まれた研究成果を基にした実用化を目指すための幅広い研究開発フェーズを対象とする技術移転支援制度です。
大学などにおける研究成果の中に潜在しているシーズ候補を企業の視点から掘り起こして、シーズとしての可能性を検証して顕在化させるといった実用化に向けた初期のフェーズから、顕在化したシーズの実用性を検証する中期のフェーズ、また、研究成果を基にしたベンチャー起業により実用化を目指すフェーズ、さらには製品化に向けて実証試験を行うために企業主体で企業化開発を実施する後期のフェーズまで、それぞれの研究開発フェーズの特性に応じた複数の支援タイプを用意しています。
注)産学共同シーズイノベーション化事業と独創的シーズ展開事業の公募は、平成20年度をもって終了しました。
A-STEPは、『フィージビリティスタディ(FS)』、および『本格研究開発』の2つのステージから構成されます。
支援タイプ名 | 起業挑戦タイプ | ハイリスク挑戦タイプ | シーズ育成タイプ |
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支援の目的 | 大学などの研究成果に基づく、成長力あるベンチャー企業設立のための研究開発を支援 | 大学などのシーズの実証試験までのフェーズにおいて研究開発リスクのより高い課題を支援 | 大学などのシーズの実用性検証フェーズにおいて、中核技術の構築を目指した産学共同研究開発を支援 |
申請者の要件 | 大学などの研究者と起業家と側面支援機関の3者 | 開発実施企業と大学などの研究者 | 開発実施企業と大学などの研究者 |
研究開発期間 (原則) |
3年まで | 2年まで | 4年まで |
研究開発費の総額 (間接経費込) (原則) |
1億5000万円まで (別途、側面支援経費として1500万円) |
2000万円まで | 2億円まで (マッチングファンド形式) |
支援タイプ名 | 実用化挑戦タイプ | ||
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サブタイプ名 | 中小・ベンチャー開発 | 創薬開発 | 委託開発 |
支援の目的 | 大学などのシーズについて、研究開発型中小・ベンチャー企業での実用化開発を支援 | 大学などのシーズについて、革新的な医薬品などの実用化開発を支援 | 大学などのシーズについて、開発リスクを伴う大規模な実用化開発を支援 |
申請者の要件 | 開発実施企業(資本金10億円以下)と大学などの研究者 | 開発実施企業(資本金300億円以下)と大学などの研究者 | 開発実施企業と大学などの研究者 |
研究開発期間 (原則) |
5年まで | 5年まで | 7年まで |
研究開発費の総額 (間接経費込) (原則) |
3億円まで | 10億円まで | 20億円まで (開発費返済型) |
(成果実施の際は実施料を納付) |