戦略的国際科学技術協力推進事業「日本－スペイン研究交流」における
平成２１年度新規課題の決定について

ＪＳＴ(理事長　北澤 宏一)は、戦略的国際科学技術協力推進事業「日本－スペイン研究交流」において、スペイン科学・イノベーション省（ＭＩＣＩＮＮ）^注）と共同で「環境への挑戦のためのナノテクノロジー及び新材料｣分野における研究交流課題の募集および審査を行い、平成２１年度新規課題を決定しました（別紙）。

スペインとの協力では、平成２０年１２月に文部科学省とＭＩＣＩＮＮが｢材料と他の分野を結合した複合領域｣分野の研究交流への支援の開始について合意したことを踏まえ、文部科学省が同分野を研究交流分野として設定しました。それを受け、ＪＳＴがＭＩＣＩＮＮと本分野において戦略的国際科学技術協力推進事業を実施することになりました。今年度は１回目の採択課題となります。

今回、ＪＳＴとＭＩＣＩＮＮの間で平成２１年５月１３日（水）から同年６月３０日（火）までの間、上記分野における新規課題の募集を共同で行ったところ、６１件の応募がありました。その後、各応募課題について同分野を専門とするＪＳＴの国際科学技術協力推進委員とＭＩＣＩＮＮの評価委員が共同で評価・協議を行い、採択に値するとの評価が一致した８件の課題を決定しました。

ＪＳＴでは、平成１５年度から「戦略的国際科学技術協力推進事業」として、政府間合意などに基づき、文部科学省が特に重要なものとして設定した協力対象国・分野における日本と他国の研究者との間の活発な研究交流を推進しています。これにより、日本の科学技術のさらなる発展に貢献しており、すでにアメリカをはじめ、アジア、大洋州、アフリカ、ヨーロッパにおける２０ヵ国・地域との研究交流を支援しています。

事業の詳細については、下記の事業ホームページをご覧ください。

戦略的国際科学技術協力推進事業ホームページＵＲＬ：https://www.jst.go.jp/inter/index.html