1.目的
地域の大学において卓越した研究を実施している研究者を中核とし、企業化に向けて当該分野の研究を高度化・加速化できる同様・関連分野の卓越研究者を地域の大学に招聘・チーム化し研究開発を加速化するとともに、産学官連携によって企業化に導くことにより、地域におけるイノベーションの創出、活性化を図る。
2.申請者の要件
地域の大学および自治体(都道府県または政令指定都市)の連名による応募であること。
3.プロジェクトの要件
- 国内外で抜きんでた研究実績を有する、現在地域の大学に在籍する卓越研究者の研究開発成果に基づく研究開発であり、企業との連携によりプロジェクト終了5年での企業化が見込めるテーマであること。
- プロジェクトの早期に3名以内の卓越研究者の招聘が見込めること。
- 大学、自治体の主導により地域経済界の連携のもと、企業化に向けた推進体制を組織できること。
- 地域において新技術、新産業の創出が見込めるテーマであり、地域企業の参画など、地域における新たな産業基盤の創出が見込めること。
4.採択件数
2件
5.委託規模
2億2000万円/年(間接経費を含む)
また、上記委託費に加え、JSTが支出する直接経費の1/2相当額を地域(大学、自治体、参画企業)が支出する。
6.プロジェクト実施期間
5年間(平成21年12月~平成26年12月)
7.募集期間
平成21年7月24日(金)~8月31日(月)正午
8. 申請方法
府省共通研究開発管理システム(e-Rad)による申請登録および必要書類の送付。
e-Rad ポータルサイトURL: http://www.e-rad.go.jp/
9.実施体制・契約形態
- JSTは、採択された大学と年度毎に委託契約を締結する。採択大学は、必要に応じ、参画企業や他の大学などと再委託契約を締結し、研究開発を推進する。
- すでに地域の大学に在籍している国内外で優れた業績を挙げている卓越研究者を中核とし、企業化に向け同様あるいは関連分野の卓越研究者を招聘、チーム化し、研究開発の加速化・高度化を図る。国内外からの卓越研究者の招聘は採択大学が実施する。
- 企業との連携を積極的に推進し、地域における研究成果の企業化・新産業の創出を導出する。
- プロジェクトの推進に当たっては採択大学内にプロジェクト責任者を置き、産学官の密接な連携のもと、卓越研究者の招聘、研究体制の整備、関係機関との調整、企業化などを推進する。
- 企業化の推進に当たっては、採択大学、自治体が主導し、地域の産業界と連携のもと、企業化の推進に向けた体制を構築し、企業の参画、企業化を促進する。

図 地域卓越研究者戦略的結集プログラム 実施スキーム