戦略的国際科学技術協力推進事業「日本－フランス（ＡＮＲ）研究交流」における
平成２１年度新規課題の決定について

　ＪＳＴ(理事長　北澤 宏一)は、戦略的国際科学技術協力推進事業「日本－フランス（ＡＮＲ）研究交流」において、フランス国立研究機構（ＡＮＲ）^注）と共同で「コンピュータサイエンスを含む情報通信技術」分野における研究交流課題の募集および審査を行い、平成２１年度新規課題を決定しました（別紙）。
　フランスとの協力では、平成１８年３月の｢第６回日仏科学技術協力合同委員会｣を踏まえ、文部科学省が「コンピュータサイエンスを含む情報通信技術」を研究交流分野として設定しました。それを受け、ＪＳＴがＡＮＲと本分野において戦略的国際科学技術協力推進事業を実施することになりました。研究交流課題の募集は平成１９年度から実施され、今年度は２回目の採択課題となります。
　今回、ＪＳＴとＡＮＲの間で平成２０年１２月１日から平成２１年３月３１日までの間、上記分野における新規課題の募集を共同で行ったところ、１０件の応募がありました。その後、各応募課題について同分野を専門とするＪＳＴの国際科学技術協力推進委員とＡＮＲの評価委員が独自に評価し、その結果を協議して採択に値するとの評価が一致した２件の課題を決定しました。
　ＪＳＴでは、平成１５年度から「戦略的国際科学技術協力推進事業」として、政府間合意などに基づき、文部科学省が特に重要なものとして設定した協力対象国・分野における日本と他国の研究者との間の活発な研究交流を推進しています。これにより、日本の科学技術のさらなる発展に貢献しており、すでにアメリカをはじめ、アジア、大洋州、アフリカ、ヨーロッパにおける２０ヵ国・地域との研究交流を支援しています。
　事業の詳細については、下記の事業ホームページをご覧ください。

戦略的国際科学技術協力推進事業ホームページURL：
　https://www.jst.go.jp/inter/index.html