今回の募集は、MOSTと共同で行うものであり、「環境保全及び環境低負荷型社会の構築のための科学技術」分野については平成20年度に続く3回目の募集、「気候変動」分野については第1回目の新規課題の募集になります。
MOSTとの協力としては、平成15年2月に東京で開催された第10回日中科学技術協力委員会の結果を踏まえ、文部科学省が設定した「環境保全及び環境低負荷型社会の構築のための科学技術」、および平成19年12月に北京にて署名された「日本国政府と中華人民共和国政府による気候変動問題を対象とした科学技術協力の一層の強化に関する共同声明」を踏まえ、文部科学省が設定した「気候変動」の2分野において、研究交流が行われることとなります。
JSTでは、平成15年度から「戦略的国際科学技術協力推進事業」として、政府間合意に基づき、文部科学省が特に重要なものとして設定した協力対象国・分野における日本と他国の研究者との間の活発な研究交流を推進しています。これにより、日本の科学技術のさらなる発展に貢献しており、すでにアメリカをはじめ、アジア、大洋州、アフリカ、ヨーロッパにおける16ヵ国・地域との研究交流を支援しています。
募集の詳細については別紙資料を参照してください。さらに、下記の国際部ホームページでも募集関係の情報を掲載しますので、併せて参照してください。
国際部ホームページURL:https://www.jst.go.jp/inter/index.html
注1)「日本-中国(MOST)研究交流」
平成15年2月に東京で開催された第10回日中科学技術協力委員会の結果を踏まえ、文部科学省が戦略的国際科学技術協力推進事業における中国との協力分野を「環境保全及び環境低負荷型社会の構築のための科学技術」分野に設定。それを受け、JSTが中国国家自然科学基金委員会(NSFC)との間で平成16年度から毎年、研究交流課題の募集を実施しています。また、MOSTとの間でも平成19年度から同分野における研究交流課題の募集を実施しています。
また、平成19年12月28日に北京において署名された「日本国政府と中華人民共和国政府による気候変動問題を対象とした科学技術協力の一層の強化に関する共同声明」を踏まえ、文部科学省が新たに中国との本事業における協力分野を「気候変動」に設定したことを受け、JSTがMOSTとの間で研究交流課題の募集を実施することになりました。
注2)中国科学技術部(MOST)
昭和52年に設立された中国の科学技術担当省。基礎研究、科学技術成果の普及・産業化のみならず、ハイテク産業開発区の管理、先進国からの技術移転まで広範な業務を実施。その中で研究活動についての資金の配分を行っています。国際合作司は、科学技術部の中の国際協力を担当する局です。
ホームページURL: http://www.most.gov.cn/
<添付資料>
別紙:戦略的国際科学技術協力推進事業 「日本-中国(MOST)研究交流」平成21年度採択予定新規課題募集概要
<お問い合わせ先>
独立行政法人 科学技術振興機構 国際部
〒102-8666 東京都千代田区四番町5番地3
担当:愛宕 隆治(アタゴ タカハル)、田中 哲治(タナカ テツジ)
Tel:03-5214-7375 Fax:03-5214-7379 E-mail: