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図4

培養細胞への適用 がんモデルマウスへの適用
図4 図4

図4 弱酸性環境検出蛍光プローブとがん特異的抗体の組み合わせを活用した、高選択的in vivoがんイメージング

左:特異的表面抗原発現培養細胞にプローブを適用した結果、弱酸性環境検出蛍光プローブを結合した抗体を添加した系では、細胞内に取り込まれた抗体のみが光ることが確かめられた。
右上:肺がんモデルマウスへと静脈注射によりプローブを導入したところ、常に蛍光を発する蛍光団を結合したプローブではバックグラウンド蛍光が強く、がん部位のみを検出することが難しかったのに対して、弱酸性環境検出蛍光プローブを結合した抗体では、がん部位のみを特異的に蛍光可視化することが可能であった。
右下:肺と心臓を取り出してイメージングすると、弱酸性環境検出蛍光プローブを結合した抗体(右側)ではがん細胞のみを極めて特異的に検出できることが明確に検証された。