JSTトッププレス一覧科学技術振興機構報 第592号 > 図1
図1

図1a 図1b
微小がんイメージングは困難 高選択的微小がんイメージングが可能

図1 従来のがん診断技法と、本研究チームが今回開発に成功した蛍光を活用した高選択的がんイメージング手法

a.PET、MRIなどの従来法で用いるプローブは、プローブの置かれている環境に関係なく常にシグナルを発する("Always ON")ため、プローブ自身のがん選択性が高くても、正常部位に分布してしまった大量のプローブに由来する大きなバックグラウンドシグナルが存在してしまい、微小がんの検出を妨げてしまう。
b.本研究チームが今回確立した蛍光プローブの精密設計による微小がんイメージング手法。がん細胞に取り込まれることで初めて蛍光を発する("Activatable")プローブを開発することで、極めて高選択的かつ高感度がんイメージングが可能となった。