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別紙

平成20年度「日本-米国研究交流」新規募集概要

1.「日本-米国研究交流」の趣旨・目的

 本研究交流は、日米両国の政府間合意に基づき、文部科学省が特に重要なものとして設定した米国との協力分野(「安全・安心な社会に資する科学技術」)における研究交流を実施することにより、日本の科学技術の将来の発展に資することを目的としています。

2.募集分野

 「安全・安心な社会に資する科学技術」分野の中の「ロボティクス技術」に関する日本-米国研究交流の課題とします。

1社会ロボット学の研究
(社会の各種場面(公共施設、教育現場、家庭など)におけるロボットと人との関わりに関する基本問題とその解決方法(異文化間での比較など)についての研究などが含まれます。)
2災害対応とレスキューロボットの研究
(安全安心のための災害対応技術、移動能力/認識能力/通信能力/ヒューマンインタフェースなどの固有技術、標準や共通プラットフォームの研究開発などが含まれます。)
3医療・リハビリロボットの研究
(医療ロボットの高効率化・小型化技術、ヒューマンインタフェース技術、脳・身体およびその相互作用のモデル化技術、日常動作の支援技術などが含まれます。)

3.応募資格など

1日本国内の大学や研究機関、企業などで研究に従事している研究者で、国籍を問いません。
2日本と米国において進行中の研究が強化され、さらに付加的な価値が創出される共同研究である研究課題を対象とします。
3日本側研究者は米国研究者との共同プロジェクトとしてJSTへ応募いただきます。

4.支援期間

 原則3年。

5.支援規模

 1課題あたり、総額1500万円程度/3年(500万円/1年)を上限とします。(ただし、間接経費を含む)

6.支援の内容

 支援費は研究交流費と試験研究費で構成されます。

・研究交流費には旅費やシンポジウム・セミナー開催費が、試験研究費には消耗品費や設備備品費などが含まれます。
・間接経費は、原則として研究交流費と試験研究費の合計の10%以下とします。

7.採択予定数

 5課題程度。

8.応募方法

 府省共通研究開発管理システム(e-Rad)から応募してください。募集関係の情報は、JST 国際部ホームページからも入手できます。

e-Rad ポータルサイトURL: http://www.e-rad.go.jp/

JST 国際部ホームページURL: https://www.jst.go.jp/inter/index.html

9.募集期間および選定スケジュール

提案書類の受付 平成20年 10月31日(金)~12月15日 (月)(午後5時締切)
(予定) 平成20年 12月~平成21年1月中旬
課題選定 (予定) 平成21年 1月下旬頃
(予定) 平成21年 2月頃

10.選考方法

 専門家で構成される委員会にて全ての提案書が評価された後、この評価結果をもとにJSTとNSFは協力して支援する課題を選定します。

11.審査にあたっての評価基準

 以下の基準を適用します。

1制度の趣旨および対象分野への適合性
2研究代表者の適格性
3計画の妥当性
4研究交流の有効性
5現在の研究活動