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別紙

平成20年度「日本-スイス研究交流」新規課題募集概要

1.「日本-スイス研究交流」の趣旨・目的

 本研究交流は、日本-スイス両国の政府間合意に基づき、文部科学省が特に重要なものとして設定したスイスとの協力分野(「ライフサイエンス」)における研究交流を実施することにより、日本-スイス間の科学技術分野における協力および日本の科学技術の将来の発展に資することを目的としています。

2.募集分野

 「ライフサイエンス」分野の中の「医学研究」に属する以下に関する課題を主な対象としています。

・ バイオインフォマティクス

・ プロテオミクスとバイオマーカー開発

・ ファーマコゲノミクス

・ 全ゲノム関連解析(WGAS)

・ トランスレーショナルリサーチ(TR)


3.応募資格

 日本国内の大学や研究期間、企業などで研究に従事している研究者であることが必要です。採択されるためには、日本とスイスにおいて進行中の研究が強化され、さらに付加的な価値が創出される研究交流を対象とします。

4.支援期間

 原則3年。

5.支援規模

 1課題あたり、総額1500万円/3年を上限とします。(ただし、間接経費を含む)

6.支援の内容

 支援費は、研究交流費と試験研究費で構成されます。

・ 研究交流費には旅費やシンポジウム・セミナー開催費が、試験研究費には消耗品費や設備備品費などが含まれます。

・ 間接経費として、原則として研究交流費と試験研究費の合計の10%以下を支出することができます。


7.採択予定数

 4課題程度。

8.応募方法

 府省共通研究開発管理システム(e-Rad)から応募してください。募集関係の情報は、JST国際部ホームページからも入手できます。

e-RadポータルサイトURL : http://www.e-rad.go.jp/index.html

JST国際部ホームページURL : https://www.jst.go.jp/inter/index.html


9.募集期間および選定スケジュール
募集期平成20年9月1日 (月)~12月1日 (月) (午後5時締切)
(予定)平成20年12月~平成21年2月
課題選定(予定)平成21年3月頃
(予定)平成21年4月頃
10.選考の方法

 JSTとETHZで別々に選任された専門家で構成される委員会が全ての提案書の評価を行った後、この評価結果をもとにJSTとETHZが協議して支援する課題を選定します。

11.審査にあたっての評価基準

 以下の基準を適用します。

1制度の主旨および対象分野への適合性
2研究代表者の適格性
3計画の妥当性
4研究交流の有効性
5現在の研究活動

12.研究交流費と試験研究費の配分について

 本事業の研究費は試験研究費にも用いることができますが、本事業の趣旨が国際研究交流を支援することにある点に鑑み、研究交流費により多く配分することが期待されています。