原子力システム研究開発事業「基盤研究開発分野」における
平成１９年度新規研究開発課題の選定結果について

　ＪＳＴ（理事長 沖村憲樹）は、原子力システム研究開発事業「基盤研究開発分野」における平成１９年度の新規研究開発課題について採択しました（資料１）。
　文部科学省は、平成１７年度から「原子力システム研究開発事業」（資料２）として、革新的原子力システムの実現に資することを目的とした研究開発課題を募集しています。ＪＳＴは、文部科学省から委託を受け、本事業に関する募集、審査等に係る執行管理事務を実施しています。
　本事業では、「基盤研究開発分野」と「特別推進分野」の２つの分野で研究開発課題を募集していますが、今回は「基盤研究開発分野」についてのみ行いました。
　「基盤研究開発分野」は、革新的原子力システムに関する新たな概念の構築など、革新的技術の創出を目的とする「革新技術創出型研究開発」と、若手研究者を対象に技術の発展性が見込める斬新なアイデアを期待する「若手対象型研究開発」の２つに分類し、それぞれについて募集を行いました。
　今回、平成１９年１月１７日（水）から２月１５日（木）の期間で募集を行い、大学、独立行政法人、民間企業等から５２件の応募がありました。締め切り後、革新技術審査委員会並びに若手対象審査委員会が書類審査及びヒアリング審査を実施し、最終的に１２件の研究開発課題を採択しました。