1.趣旨
理数系教員指導力向上研修(ティーチャーズ・サイエンスキャンプ、以下「指導力向上研修」という)は、教育委員会等と大学・科学館等の連携により、科学技術、理科・数学に関して、観察・実験等の体験的・問題解決的な活動に係る理数系教員の実践的指導力の育成を図ることを目的とするものです。

2.企画の種類
・指導力向上研修において申請できる企画の種類は、以下の2種類です。
企画 | 対象者※ | 1企画当たりの 支援総額(税込み) |
申請可能な機関 |
---|---|---|---|
公立中学校の理科の教員 | 200万円未満 | 都道府県・政令指定都市・中核市教育委員会等 | |
希望型 | 中学校、高等学校、中等教育学校、盲学校、ろう学校、養護学校の教員 | 100万円未満 | 教育委員会等、大学・科学館等、生涯学習機関等 |
3.指導力向上研修の対象者
(1)悉皆型
悉皆型の指導力向上研修の対象者は、実施機関となる教育委員会が所管する公立の中学校の、理科の教員に限ります。所管の学校の、任意の採用年次の理科教員全員に対して、教育委員会から職務命令をかけて、全員が参加することを原則とします。
対象とする年次は、原則として、初任者、十年経験者又はその前後2年程度としますが、実施機関となる教育委員会が、当該地域の実情等に合わせて、任意に決めることができます。
悉皆型の指導力向上研修の対象者は、実施機関となる教育委員会が所管する公立の中学校の、理科の教員に限ります。所管の学校の、任意の採用年次の理科教員全員に対して、教育委員会から職務命令をかけて、全員が参加することを原則とします。
対象とする年次は、原則として、初任者、十年経験者又はその前後2年程度としますが、実施機関となる教育委員会が、当該地域の実情等に合わせて、任意に決めることができます。
(2)希望型
希望型の指導力向上研修の対象者は、中学校、高等学校、中等教育学校、盲学校、ろう学校、養護学校の教員とします。理科・数学の教員を中心としますが、理数系以外の教員でも、興味があれば参加可能です。
希望型の指導力向上研修の対象者は、中学校、高等学校、中等教育学校、盲学校、ろう学校、養護学校の教員とします。理科・数学の教員を中心としますが、理数系以外の教員でも、興味があれば参加可能です。
4.支援の対象となる期間及び募集期間
(1)募集期間等
・募集期間等は、以下の通りです。
実施要項・募集要項公開 | 平成19年1月15日(月) |
募集受付 | 平成19年2月2日(金)~平成19年2月15日(木) |
(2)支援の対象となる期間
・支援の対象となる企画は、以下の期間に実施するものです。
支援対象期間 平成19年5月21日(月)~平成20年2月29日(金)
支援対象期間 平成19年5月21日(月)~平成20年2月29日(金)
(3)2次募集の予定
・参考までに、2次募集の募集期間等は、以下の通りとなる予定です。
実施要項・募集要項公開 | 平成19年4月16日(月) |
募集受付 | 平成19年5月2日(水)~平成19年5月15日(火) |
支援対象期間 | 平成19年7月21日(土)~平成20年2月29日(金) |
5.選考の方法
・JSTに申請のあった企画は、外部の有識者等から構成される委員会の審議に基づいて、JSTが選定します。
・申請書は、連携先が未確定の段階でも、企画内容が、科学技術、理科・数学に関して、観察・実験等の体験的・問題解決的な活動に係る理数系教員の実践的指導力の育成する目的にかなっていることに重点を置いて審査します。
6.支援の内容、方法
・JSTでは、予算の範囲内で、企画を実施する上で必要かつ適切と認められる経費等(謝金、旅費、役務費、消耗品費、備品費、通信運搬費、印刷製本費、保険料等)について支援します。
7.審査にあたっての基準
ア 科学技術、理科・数学に関する企画であること
・悉皆型の指導力向上研修で扱う内容は、理科に関するものとしてください。その際、先端的な科学技術に関する内容を必ず含むものとしてください。
・希望型の指導力向上研修で扱う内容は、科学技術、理科・数学に関するものとしてください。
・希望型の指導力向上研修では、科学技術、理科・数学を直接のテーマとする研修に加えて、指導法を含んだ研修も、支援の対象となります。
イ 学習指導要領とのつながり
・特に悉皆型の指導力向上研修の内容は、学習指導要領の内容とのつながりを明確にし、取組の成果を学校の教育活動に生かせるようにしてください。
ウ 教育委員会等と大学・科学館等との連携
・指導力向上研修では、教育委員会等と大学・科学館等との連携が必須です。
エ 体験的・問題解決的な活動の重視
・指導力向上研修は、座学に終わるのではなく、受講教員による観察、実験、実習等の体験的・問題解決的な活動を中心とした研修内容にしてください。
オ 採択が不可な企画
・取組の企画、準備、実施の大部分を、実施機関以外の他者に任せる企画、及び実施機関としての主体性がないと判断される企画。
・競技会等のイベントの実施そのもの、あるいはこれらへの参加準備等を目的とする企画。
・進路指導のための大学案内を主たる目的とする企画。
・大学・科学館等が装置や物品等の貸出しや運用管理のみを行う企画。
・科学館常設展示等のリニューアル、科学館の入館者誘致のための広告宣伝等を主たる目的とする企画。
・既に講座型学習活動以外の取組として広範に実施しているもののみから構成される企画。
・各種作業等の実技の習熟を主たる目的とする企画。
・科学技術に関連の薄いテーマを取り上げる企画。
・過度に広い分野を包含する等、一つの企画としては内容のつながりが乏しいと認められるもの。
・物品の整備を目的としたものと認められる企画。
8.問い合わせ先
独立行政法人科学技術振興機構
理数学習支援部 連携学習支援課 SPP事務局(担当:樋口、穂坂、小松崎)
〒102-8666 東京都千代田区四番町5-3 サイエンスプラザビル 4階
Tel:03(5214)7638 FAX:03(5214)7488 E-mail: