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別紙

「サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト」
講座型学習活動 募集要項 概要

1 講座型学習活動の趣旨

 講座型学習活動は、学校等と大学・科学館等の連携により、研究者、技術者、展示解説者等(以下「研究者等」という)を講師とする、科学技術、理科・数学に関する観察、実験、実習等の体験的・問題解決的な活動を中心とした学習活動を行い、生徒の科学技術、理科・数学に対する興味・関心と知的探究心等を育成することを目的とするものです。

講座型学習活動の趣旨
 なお、本事業の実施については、平成19年度政府予算案の成立を前提としています。

2 企画の種類

・申請できる企画の種類は、以下の通りです。
プラン 1企画当たりの
支援総額(税込み)
申請可能な機関
※括弧数字は、3 申請資格に対応
初A 20万円未満 (1)学校、(2)大学・科学館等、(3)教育委員会・生涯学習機関等
A 50万円未満 (1)学校、(2)大学・科学館等、(3)教育委員会・生涯学習機関等
B 200万円未満 (1)学校の管理機関、(2)大学・科学館等、(3)教育委員会・生涯学習機関等
C 500万円未満 (1)学校の管理機関、(2)大学・科学館等、(3)教育委員会・生涯学習機関等
・プラン初Aは、初実施機関の特例を適用する企画です。なお、初実施機関であっても、プラン初A以外の企画を申請することは可能です。また、初実施機関でなくても、プランAで20万円未満の企画を申請することは可能です。

3 募集期間及び支援の対象となる期間

(1)募集期間等
・募集期間等は、以下の通りです。
実施要項・募集要項公開平成19年1月15日(月)
募集受付平成19年2月2日(金)~平成19年2月15日(木)
(2)支援の対象となる期間
・支援の対象となる企画は、以下の期間に実施するものです。
支援対象期間      平成19年5月21日(月)~平成20年2月29日(金)
(3)2次募集の予定
・参考までに、2次募集の募集期間等は、以下の通りとなる予定です。
実施要項・募集要項公開平成19年4月16日(月)
募集受付平成19年5月2日(水)~平成19年5月15日(火)
支援対象期間平成19年7月21日(土)~平成20年2月29日(金)

4 選考の方法

・JSTに申請のあった企画は、外部の有識者等から構成される委員会の審議に基づいて、JSTが選定します。
・申請書への記載内容を従来より簡略化し、連携先が未確定の段階でも、企画内容が、生徒の科学技術、理科・数学に対する興味・関心と知的探究心等を育成する目的にかなっていることに重点を置いて審査します。

5 支援の内容、方法

・講座型学習活動では、予算の範囲内で、企画を実施する上で必要かつ適切と認められる経費等(謝金、旅費、役務費、物品費、通信運搬費、印刷製本費、保険料等)について支援します。

6 審査にあたっての基準

ア 科学技術、理科・数学に関する企画であること
・講座型学習活動で扱う内容は、科学技術、理科・数学に関するものとしてください。
イ 学校等と大学・科学館等との連携
・講座型学習活動では、学校等と大学・科学館等との連携が必須です。
ウ 体験的・問題解決的な学習の重視
・自ら学ぶ意欲や思考力、表現力、判断力を培うため、生徒による観察、実験、実習等の体験的・問題解決的な学習を中心にしてください。
エ 学校の教育活動とのつながり
・学校側で指導上の狙いを明確にし、教育活動(課外活動を含む)に適切に位置づけ、取組の成果を学校の教育活動に生かすよう計画してください。
オ 企画の評価について
・高額な企画については、企画の内容や効果の評価方法も、あらかじめ計画してください。
カ 男女共同参画の促進
・総合科学技術会議における議論をはじめとする政府の方針を踏まえ、女性の科学技術分野における活躍を促進する観点から、当該趣旨に合致する企画については、講座型学習活動のプラン初Aの中に、一定の枠を設けて採択します。
キ 採択が不可な企画
・取組の企画、準備、実施の大部分を、実施機関以外の他者に任せる企画、及び実施機関としての主体性がないと判断される企画。
・競技会等のイベントの実施そのもの、あるいはこれらへの参加準備等を目的とする企画。
・進路指導のための大学案内を主たる目的とする企画。
・大学・科学館等が装置や物品等の貸出しや運用管理のみを行う企画。
・科学館常設展示等のリニューアル、科学館の入館者誘致のための広告宣伝等を主たる目的とする企画。
・既に講座型学習活動以外の取組として広範に実施しているもののみから構成される企画。
・各種作業等の実技の習熟を主たる目的とする企画。
・科学技術に関連の薄いテーマを取り上げる企画。
・過度に広い分野を包含する等、一つの企画としては内容のつながりが乏しいと認められるもの。
・物品の整備を目的としたものと認められる企画。

7 問い合わせ先

 独立行政法人科学技術振興機構
 理数学習支援部 連携学習支援課 SPP事務局(担当:樋口、穂坂、小松崎)
 〒102-8666 東京都千代田区四番町5-3 サイエンスプラザビル 4階
 Tel:03(5214)7638  FAX:03(5214)7488
 E-mail: