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図1

図1 半導体導波路光アイソレータの断面電子顕微鏡写真

図1 半導体導波路光アイソレータの断面電子顕微鏡写真

 図の中央部分にあるインジウムガリウム砒素リン多重量子井戸(MQW)が、鉄による伝搬損失を補償する半導体光増幅器の導波路活性層としての役割を果たしています。
 また図の拡大部分が、強磁性金属(鉄)です。半導体光増幅器の側壁に製膜された厚さ100ナノメートルの鉄(Fe)薄膜が、前向きの光と後ろ向きの光で異なる伝搬損失効果、すなわち光アイソレータ動作をもたらします。