JSTトッププレス一覧科学技術振興機構報 第338号 >用語説明

用語説明

注1)分子イメージング:
生体内における分子の挙動をMRIやPET、蛍光顕微鏡などで測定し画像化する技術。特定の化学反応の有無や、腫瘍とそうでない部分の判別、体内での薬剤の動態解析など、その応用範囲は多岐にわたる。

注2)プローブ:
遺伝子や遺伝子産物、代謝物等の特定の物質、部位、状態などを検出するための分子のこと。

注3)侵襲性:
検査や治療によって、患者を物理的に傷つけたり、患者の生活の質(Quality of Life)を低下させたりする可能性があること。

注4)テーラーメード:
個々の顧客ニーズに応じた製品を作り出すこと。医療分野では、個人の持つ遺伝的な差異に合わせた投薬や治療を行なう、「テーラーメード医療」が注目されている。

注5)疾患マーカー:
疾患を特徴付ける目印となる物質のこと。疾患部位に存在している細胞からの産生および産生物質と生体との反応により生み出されるタンパク質や代謝物などを指す。