参考1

選考の視点

1.応募状況

 本事業の平成17年度課題採択にあたり、本年2月24日より4月15日までの間公募を行い、合計280件の応募がありました。詳細については(参考2)に示します。

 先端計測分析機器開発事業(機器開発プログラム)では、「領域特定型」として以下に示す2つの開発領域について開発課題を公募しました。
 1 単一細胞内の生体高分子、遺伝子、金属元素等全物質の定量的、網羅的分析
 2 ナノレベル領域における微量元素・点欠陥の化学状態及び分布状態の定量分析(ナノキャラクタリゼーション)
 また、上記「領域特定型」の開発領域に含まれない開発課題については「領域非特定型」として公募しました。

 先端計測分析技術・手法開発事業(要素技術プログラム)では、開発領域は設けず、計測分析機器の性能を飛躍的に向上させることが期待される新規性のある独創的な要素技術の開発を行うことを目的とした開発課題を広く公募しました。


2.評価委員会での審査

 JSTが設置しました先端計測技術評価委員会において書類選考、面接選考を踏まえた後に採択候補開発課題を決定しました。なお、審査では以下の評価項目、評価基準に従い評価しました。
・先端計測分析機器開発事業(機器開発プログラム)
1 開発を行う技術・機器に新規性・独創性があること
2 最先端の研究ニーズに応えるものであること
3 開発構想を実現できる科学的・技術的な見通しが立っていること
4 具体的かつ実施可能な開発計画が立案されていること
5 開発計画の遂行に必要な実施体制を構築できていること
・先端計測分析技術・手法開発事業(要素技術プログラム)
1 開発しようとする技術・手法に新規性・独創性があること
2 開発の実現可能性があり、将来への波及効果が見込まれること
3 開発目標・開発計画が妥当であること
4 現在の要素技術に比べ飛躍的に性能を向上させること
5 標準試料、標準試薬となりうるもの等の場合については、波及効果が大きいこと